詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

姉の背に・・・

2009年05月14日 10時33分59秒 | Weblog
歯痒くも 母の本心 量れずに

    少しずつ 見知らぬ姿に 変わりゆき・・・   


     【短 歌】 姉よりの土付く野菜を洗い終え姉を思ひて今日も食ひたり

     【冠 句】 影動く 母の本心推し量る

     【冠 句】 背を丸め 素顔の弱さ見せる日も

     【冠 句】 気丈な背 母を委ねる姉に詫ぶ

     【冠 句】 風に問う 昨日と違う窓を開け


              先見えぬ 暗闇背負う 姉の背に

                   今日も又 そっと詫びて 風に問う~


 老いて自活出来なくなった事を受け入れられず、日に日に意固地になって乱れる
 母を見て、いっその事「痴呆」の為す術と要って欲しい気持ちが募ってきます。
 穏やかな終世をと、母に願う気持ちの裏側に、母を看る姉の苦労を思うと、、、
 胸が痛みます・・・

          
コメント (2)
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