詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

難しい環境に・・・祈ること

2015年12月20日 17時49分17秒 | Weblog

 朝の冷え込みは厳しく、不安な血圧数値に、体調管理の難しさを感じます。

 毎日のウォーキングと降圧剤で健康維持を保てるよう願っていますが、先日の通院で

 また薬が増えました。 加齢による症状だと思いますが、色々検査に引っ掛かります。

 今日は朝から母の所へ行ってきました。

 当地の老舗の和菓子を買って行くと、「美味しいなぁ~」 といいながら、嬉しそうに食べて

 いました。 自動販売機の缶コーヒーも一緒に飲みながら、「B O S S] と大きな声で

 ラベルを読む母にビックリ! ちゃんとローマ字を覚えています。

 でも会話は成り立たず、自分本位の事をバラバラに話すので、判った振りして聞き流し、

 逆らわないようにするしかありません。

 廻りの環境も凄く厳しく、特に今日は息を呑む場面が沢山あり、気持ちが押し潰されそうに

 なりました。 自分の身の始末が出来なく喚く人、排泄の失敗の人、上着を何度着せても

 脱いで裸で動き回っているお婆さん、ダッダッと走り廻っているお爺さん、、、そうした人を

 別に不思議がることなく、ただ無関心の母、どうする事もできない病気ですが、穏やかに

 過ごせる日があることを祈らずにいられません。 病院のスタッフの方々の優しい対応は

 真似が出来る事じゃないと思います。心からお礼を言って帰宅しました。

 

 以前のブログ(7月23日 あなたへの思い)でも触れましたが、不戦の調べを歌い継ぐ、

 故「笠木透さん」の、反戦と平和をテーマにした曲を集めたCDが、仲間の手によって

 完成し、命日の22日に発売されます。

 タイトルは 「君が明日に生きる子どもなら 不戦70年」 私も手元に置きたいと

 思っています。

  

              見てごらん 芽が出たよ

              黒い土から小さな芽だよ

              春の風が吹いている

              小さな生命が生きている

              見てごらん 花が咲いたよ

              緑の穂先に小さな花だよ

              夏の風が吹いている

              小さな生命が生きている

              君が明日に生きる子どもなら

              この国の土に種をまきなさい

              君の心に種をまきなさい

   

              見てごらん 実がなったよ

              黄色い稲穂に小さな実だよ

              秋の風が吹いている

              小さな生命が生きている

              君が明日に生きる子どもなら

              この国の土に種をまきなさい

              君の心に種をまきなさい

 

              見てごらん 種モミだよ

              納屋で寝ている小さな種だよ

              冬の風が吹いている

              小さい生命が生きている

              君が明日に生きる子どもなら

              この国の土に種をまきなさい

              君の心に種をまきなさい

 

   集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案の論戦が国会で続いていた

   頃に製作を始めたというこのCD、「笠木さん」が生涯を貫いて歌ったのは反戦と平和、

   この意思を継ぐ思いが魂になったと、メンバーの増田康記さんの熱い思いが詰まった

   ギターの弾き語りでの7曲が収録されたCD、私も弾いてみたいなぁと思います。

   (20日の新聞記事からの抜粋です。)

  

  相次いで届きました支部の句誌は「納会」の作品です。

  今年も嬉しい成績を頂きました。また気持ちを新たに一層励みたいと思います。

   

             行方問う あまりに酷い海の牙

             行方問う ばっさり黒髪切り勇む

             夜の底 頑なになり愛に餓え

             夜の底 無常の哀しみひたひたと

             煙這う 冤罪の闇晴らせずに

             星かぞえ 繋ぎし命慈しむ

             順を追う 万感を籠む人生譜

             陽が恋し 苦境這い上ぐ力溜め

             陽が恋し 夢中になれる今日を手に

 

   世の風を思う冠句ですが、不安のない未来を祈り、小さな命も綺麗な花を咲かせる

   ことが出来るよう、この笠木さんの新聞記事と同じ思いを、私も強く感じます。

 

         

                                  

      

         中々出来なかった年賀状、今日頑張って印刷できました。

         明日、一枚一枚に添え書きをして、1年の疎遠を埋めたいと思います。

         今日もお立ち寄りいただき有難うございます。


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