アカガシ林の中を、積もった落ち葉を足で探りながら、ヒナカミキリを探して歩いていると、いろいろ小さな生きものが出てきます。逃げ足が早く、小さいものが多いので、なかなかうまく写せません。
出てきたコオロギを、写真をもとに『ポケット図鑑日本の昆虫1400』で調べると、「顔が平たい」「前翅の網状部は(比較して)長い」ように思えるので、モリオカメコオロギと判断しました(でも、前翅の網状部がどの部分なのかはっきりとはわかりません…)。鳴き声は「リーッ、リッ、リッ」だそうです。
《モリオカメコオロギの♂ 2020/09/26》
《モリオカメコオロギの♀ 2020/09/26》
《モリオカメコオロギの♀ 2020/09/26》
※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 54/56 ギフチョウ(春)
「ギフチョウ」の副題は、「アゲハチョウの縮小版」です。アゲハチョウをそのまま縮小したようなギフチョウは、なんとも不思議な存在で、関東周辺では生息地は少なく、子どもには手の届かない存在だったそうです。
私がギフチョウを初めて見たのは、たぶん大人になってからのこと。富山県に住むようになって、山麓の丘陵地にある事務所に3年ほど勤めたとき、春になると雑木林にたくさんのギフチョウが飛び交っていましたが、職場にギフチョウに興味を示す人はいませんでした。このとき、自然状態の蛹を探したり(見つかりませんでしたが)、交尾中の写真を撮ったりしましたが、このときのたくさんのスライド写真はすべて処分してしまい、今は残っていません。
下の写真は、「ギフチョウがカタクリの花の蜜を吸う写真」が撮りたいと出かけた猿倉山の雑木林で、なんとか写したものです。
《カタクリの花の蜜を吸うギフチョウ 2019/04/05 猿倉山》
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