路傍のツツジの葉に、細身のカメムシがとまっていました。はじめは、クモヘリカメムシかと思ったのですが、オオヘリカメムシとよく似ているというので再検討。大きさはクモヘリカメムシがは16mm前後、オオクモヘリカメムシは体長17~21mm、オオクモヘリカメムシのほうが横幅があるようですが、写真では区別がつきません。
クモヘリカメムシは稲の害虫として著名で、イネの穂が出る前後の季節には周囲のこれらイネ科雑草の上に生活しているのに対し、オオクモヘリカメムシは幼虫はネムノキ、成虫はカンキツ類や柿の果実の汁を吸います。見つけた場所から考えると、写真のカメムシはオオヘリカメムシではないかと思います。
《路傍のツツジの葉にとまっていたクモヘリカメムシ 2020/10/26》
《路傍のツツジの葉にとまっていたクモヘリカメムシ 2020/10/26》
※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 53/56 アゲハチョウ(春)
「アゲハチョウ(ナミアゲハ)」の副題は「校庭の片隅で、アゲハチョウの観察ばかりしていた」です。アゲハチョウはナミアゲハとも呼ばれ、日本で一番よく見かけるアゲハチョウ科のチョウの一つ。小学校高学年の丸山さんは、友達はみんなサッカーに夢中になるなか、校庭の片隅でアゲハチョウの幼虫やそれに卵を産みつけるハエをじっくりと観察するほうがずっと楽しかったそうです。
私がチョウの幼虫を飼って羽化させて楽しんだのは、大人になって子どもができてから…。
下の写真は、交尾中のアゲハチョウです。チョウが交尾しながら飛翔する場合、♂♀のどちらか一方が飛び、他方はぶら下がっています。アゲハチョウ科アゲハチョウ属のチョウはすべて、♀が飛ぶので、下の写真ではぶら下がっている方が♂になります。
《交尾中のアゲハチョウ 2011/08/19 富山市営農サポートセンター》
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