クヌギやコナラ、サクラなどの落葉樹がすっかり葉を落とし、落ち葉の絨毯状態の公園を、生きものの影を探して歩き回りましたが、成果はほとんどありませんでした。
ひょっとしてこの中ならと、目についた散水栓の蓋を開けると、10㎝以上ある大きなムカデ(頭部、第1背板、脚は橙赤色)が潜んでいました。ここで冬眠するつもりなのでしょうか?
見かけたムカデは、オオムカデ科オオムカデ属のトビズムカデ(「鳶頭百足」?)ではないかと(感覚的に)思いますが、自信はありません。
トビズムカデは、体長が普通8~15cm、稀に20cm近くにもなり日本産の中では最大級のムカデ。 体色に個体ごとの変異が多く、赤い頭に黄色い足を持つ個体や、朱色の頭と足を持つ個体など、様々なものがいます。
ほかのオオムカデ類ときちんと見分けるためには、[体色(頭部と第1背板は鮮明な赤、残りの背板は暗緑色)]、[曳航肢の前腿節の棘の配置(腹面外側と内側それぞれ2本と1本、背面内側2本で終端の方は先端が二股状)]、[顎肢の基胸板の歯(左右各5本)]、[跗節棘(第1-20対の脚にある]などの同定形質をあわせて判別する必要があります。
北海道南部から沖縄にかけて生息、春から晩秋まで観察され、暖地や屋内では一年を通して見ることもあるようです。
(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/トビズムカデ』2021/12/14参照)
《散水栓ボックスの中に潜んでいたトビズムカデ? 2021/12/12》
《散水栓ボックスの中に潜んでいたトビズムカデ? 2021/12/12》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます