やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ノウサギ(足跡)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2022-01-11 18:04:36 | 哺乳類

年が明けて初めて、寺家公園~猿倉山森林公園方面に出かけました。晴れていましたが、風が強く、手が凍える寒さです。

寺家の集落から公園の駐車場まで、車道が除雪されていないので50mほど歩きました。積雪は4~50cm、中途半端に固まっていて、歩きにくいことこの上ありません。なんとか辿り着きましたが、思ったとおりトイレは冬期閉鎖、入り口には板が張り付けられていました。

周辺のサクラの幹を探しましたが、フユシャクなどは見つからず。見かけた雪上の足跡もキツネとテン(?)のもので、目当てのニホンザルの足跡はありませんでした。

猿倉山森林公園への途中で見かけたのは、ノウサギの足跡です。車道から少し離れていましたが、雪の中歩いていく元気がなかったので、遠くから撮った写真だけです。

ノウサギは近年非常に少なくなった印象があります。50年ほど前くらいまでは、この季節、各地区の猟友会が恒例のウサギ狩りを行い、自慢気に何十頭もの成果のウサギを手にした猟友会員の写真が連日のように地元の新聞のローカル記事に載っていたものです。ノウサギの植林への被害を少なくするという趣旨で、キツネなどの放獣まで行われていました。

「十年一昔」と言いますが、五十年だと五昔、世の中そして世の中に影響される人里などの自然が大きく変わる筈です(私も二十台から七十代に、昔のように雪の中は歩けません)。

 
ついでに、二昔ほど前、閉山間近で人っ子一人いない立山で撮ったノウサギの足跡の写真(ポジフィルム)を載せておきます。私は50代前半、快晴で、時おりライチョウの鳴き声が聞こえてくるくらいの静寂な世界を独り占め、スノウシュウで歩き回って生きものの足跡などを探して楽しんでいました。
 
《冬期閉鎖されていたトイレ 2022/01/08》
 
《公園の駐車場から寺家の集落までの車道(赤丸内はマイカー) 2022/01/08》
 
《山裾の耕作地に残されていたノウサギの足跡 2022/01/08》


《立山を背景にノウサギの足跡(立山・天狗平2,350m付近) 2001/11/22》

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ホンドギツネ(足跡)(富山市太田南町)

2022-01-11 03:40:52 | 哺乳類

いつもの犬との散歩コースの農道周辺で、雪の上に残された足跡でいちばん目につくのは、キツネの足跡です。

ふつうの速度で歩いたキツネの足跡は、後足が前足に重なりますが、キツネはタヌキやイヌに比べると肩幅がせまいので、足跡が一直線になります(50㎝ほどの間隔で左右の足跡が交互につく)。(『アニマル・ウオッチングー日本の野生動物ー』参照)


《一直線に残されたキツネの足跡 2022/01/06》


《用水をジャンプして跳び越えたキツネの足跡 2022/01/06》


《用水をジャンプして跳び越えたキツネの着地した足跡 2022/01/06》


《イヌの足跡 2022/01/06》


《イヌの足跡 2022/01/06》


《葉の縁についた霜 2022/01/06》


《葉の縁についた霜 2022/01/06》

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