年が明けて初めて、寺家公園~猿倉山森林公園方面に出かけました。晴れていましたが、風が強く、手が凍える寒さです。
寺家の集落から公園の駐車場まで、車道が除雪されていないので50mほど歩きました。積雪は4~50cm、中途半端に固まっていて、歩きにくいことこの上ありません。なんとか辿り着きましたが、思ったとおりトイレは冬期閉鎖、入り口には板が張り付けられていました。
周辺のサクラの幹を探しましたが、フユシャクなどは見つからず。見かけた雪上の足跡もキツネとテン(?)のもので、目当てのニホンザルの足跡はありませんでした。
猿倉山森林公園への途中で見かけたのは、ノウサギの足跡です。車道から少し離れていましたが、雪の中歩いていく元気がなかったので、遠くから撮った写真だけです。
ノウサギは近年非常に少なくなった印象があります。50年ほど前くらいまでは、この季節、各地区の猟友会が恒例のウサギ狩りを行い、自慢気に何十頭もの成果のウサギを手にした猟友会員の写真が連日のように地元の新聞のローカル記事に載っていたものです。ノウサギの植林への被害を少なくするという趣旨で、キツネなどの放獣まで行われていました。
「十年一昔」と言いますが、五十年だと五昔、世の中そして世の中に影響される人里などの自然が大きく変わる筈です(私も二十台から七十代に、昔のように雪の中は歩けません)。
《立山を背景にノウサギの足跡(立山・天狗平2,350m付近) 2001/11/22》