常に草が刈られて草原状態が維持される川の土手は、バッタの仲間の絶好の生息地で、いろいろの種類が見られます。とりわけ目立つのは、トノサマバッタです。
トノサマバッタ(「殿様螇蚸」)は、その名のとおりバッタの仲間を代表する大きくて風格があるバッタです。人の気配に敏感で、近づくときは気づかれないよう静かにゆっくりと距離を縮めていかないと、すぐに遠くへ飛んでいってしまいます。
頭部や胸部が緑色をした「緑色型」と、灰色や茶色の「灰色型」の二つのタイプがあります。また、よく似たクルマバッタやクルマバッタモドキとは異なり、後翅に黒い帯模様がないので区別できます。
《トノサマバッタ 2013/09/19》
《トノサマバッタ 2013/09/19》
《トノサマバッタ(左:褐色型、右:緑色型 2013/09/19》