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財務省と国民の歴史健忘症Ⅷ

2012年07月12日 | 政治経済
税に理屈なし
「酒たばこは贅沢品だから、本当に税収が足りなくなれば、大蔵省が上げていい物である」というのが霞ヶ関の共通見解でありました。しかし安易に増税していくとたばこの値段が無限に上がっていきます。その効果はたばこを吸う人が減ると無くなってきます。JTの人が怒るのは当然です。しかし、たばこ増税で復興を賄うのはゼロが一つ足りません。安易な増税は逆効果を生みます。
 復興増税20兆円、たばこは2兆円を見込んでいます。
 根本的に増税が税収を増やすというのは大嘘です。
 増税すれば景気が冷え込みます。
 1998年、消費税2%上げたときから景気は下がり続けています。
小宮山厚労大臣が個人的見解としながら「たばこは1000円でいい、国民の健康増進、医療保険負担にもいい結果をもたらす」と発言しました。これは個人的見解ではなく、厚労省が「財務省の権限を奪いに行くぞ」という宣言です。小宮山さんが正気かどうか、両方の省の人はまず疑ったでしょう。発言が安易すぎてどこまでまじめなのか分かりにくいのですが・・・。

 今回は相続税増税は見送りになりました。
ある特定の期間、増税をしている期間に亡くなったお年寄りだけに税金負担に大きな違いが出るというのは税の公平に対して大きな問題があります。案の定、相続税増税は外されました。民主党内にどうしても増税なら相続税という考え方がありました。相続税は、払える人から取ると言う考え方です。被災地から取るのは論外として、それ以外の所から取るとどうなるか、311以前から日本は歴史的大不況になっています、沈みかけているところからとっても両方沈むことにしかなりません。「取れるところから取る」というのは大福帳の発想です。大蔵省の伝統は経済を成長させて、税金を自然と払えるようにしていく、国策全体を考えていたから大蔵省は官僚の中の官僚であり得たのです。収入がないから税金取ろうというのは江戸時代の大福帳的発想です。これでは金融政策があるのか疑いたくなります。では大福帳的に国家の財政をあえて家庭に例えるなら、働かなければ借金の利子だけ増えていきます。働くって何でしょう?。お札を刷ることです。20年間まともにマネーサプライを増やしていないのは日本だけです。アメリカももちろん、意思決定のしにくいEUも増やしています。アメリカが2倍刷れば中国は3倍刷る、日本だけ横ばいです。円高になれば当然株安になります。わざと自国の経済を苦しめているのです。働かなければ借金の利子が増えるのは当たり前です。大蔵省は1980年代から財政至上主義的になっていきました。省を上げての増税路線に突っ走っているのです。

☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
フィラリアの予防を開始しましょう。


7月の予定


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