青梅に住むKさんのお宅を設計しています。Kさんのお宅での打ち合わせの後近所においしいパン屋さんがあるのでよってみたらと勧められました。車で数分走っただけで深い山中にに入り込みます。左の写真、入り口脇に本格的なパン工房を持った建物が「木の葉」というパン屋さん。そして沢をはさんで反対側にはのこぎり屋根の建物があります。
Kさんに後日お聞きすると、夜具に使う青梅縞の織物工場だそうです。まだ稼動しているのかどうか確かめませんでしたが、自然光を取り入れる工夫が特徴的な外観を生み出しています。のこぎり屋根はありませんが、Kさんのお宅の内部も上方からの明るい光で満たされるはずです。
帰りに青梅駅の地下道を通ると懐かしい映画看板に出会いました。ピエトロジェルミの鉄道員です。高校のときに見て以来ほとんど思い出すこともありませんでしたが、いつもは陽気に聞こえるイタリア語のハギレよいリズムがこの映画では悲しく響きます。テーマ音楽とともによみがえってきました。
青梅ではいろんなものとの出会いがありそうです。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani