野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

09イルミネーション③

2009-12-12 | イルミネーション
 



 汐留カレッタの後は上野まで行った。上野の西洋美術館の前庭が彫刻とともにライトアップされているのだ。
 駅を降りた先は東京文化会館






 この「美術館でクリスマス」というイベントは今年が6回目で、12月の27日まで催されている。詳しくはこちらで。





 光量が乏しく、いつもの手持ち撮影ではきついものがある。何とかブレを防ごうとISO感度を上げてみるが、写真がざらついてしまった。






 約4万球の電球に浮かび上がるロダンの彫刻群









 引き返して有楽町まで、本日最後の仕上げは銀ブラ(もう死語か)



 ライトアップされたベロタクシー






 銀座ミキモトブティックの穴開きビル
















 銀座のショーウインドーはセンスが良く、見ていて飽きない。特にこのクリスマスのシーズンはいっそう力を入れているようで、目をひかれ驚かされるものが多い。

 このディスプレイは左の写真の女の人が口をすぼませて息を吐く仕草をすると、右につるされたハンカチが吹かれたようにひらめくというもの。地味なせいか、気づかず通り過ぎる人が多い。









 銀座ソニービル前












 銀座ミキモトのクリスマスツリー



 ワコーのショーウインドー









 有楽町西口の東京国際フォーラムの方に回ってみたのだが、こちらはクリスマスイベントが12月11日からということで設営準備の真っ最中。

 丸の内トキア



 ガード下の居酒屋はこの日も1日の仕事を終えたサラリーマンたちでにぎわっていた。



 今日は昼前から随分歩いた。この辺で家路に着くとしよう。

09イルミネーション③

2009-12-10 | 野の花
 今回は恵比寿ガーデンプレイスと汐留周辺を訪ねてみた。

 最近ぐるっとパスなるものを購入して、休日は都内の美術館や博物館などを訪ね歩いている。この日も目黒の庭園美術館と恵比寿の写真美術館(日仏の2大写真家木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソンの比較展は良かった)に寄った帰りだった。


 恵比寿ガーデンプレイスのテーマは”歓びのかたち”、このテーマは07年から変わっていない。













 ここのイルミネーション(と言っては変だが)は、何といってもこのバカラ製の巨大シャンデリアだ。
公式サイトはこちら











 未だ青みを残した空に浮かぶ巨大な灯。見ているだけで心が温められ、魂が浄化されていくようだ。









 このレストランは何やら芸能人のパーティー準備で大忙しだった。



 動く歩道に乗って恵比寿駅まで引き返し、山手線を使って新橋まで。日テレの朝番組ズームインでお馴染みの巨大からくり時計の前までやってきた。



 汐留シティセンター前









 今年のこの地区の目玉は何といっても電通本社ビルのあるカレッタ汐留での海のクリスマスイルミネーション「BLUE OCEAN」と銘打ったイベント。













 青を基調に変幻自在に変わっていく色彩だけでなく、バイオリンのやわらかなそれでいて心に響く音色、空を飛び交うレーザービーム。4回目の今年は葉加瀬太郎プロデュースのイルミネーションショーだ。


 イルミネーションの中には通路が設けられていてその中を誰でも歩くことができる。



 ピンク色はサンゴを模しているらしい









 B2fから上の階ににあがってみた。






 中央のシンボルツリーの中で写真撮影のサービスをしている。












 約15分間のイルミネーションショーは時間を忘れさせる素晴らしいものだった。


 この後、上野西洋美術館そして銀座界隈と見て回ったのだがそれは次回、今日はこの辺で。

石神井公園を散策

2009-12-09 | 散歩
 いつもより少し早めに家を出て石神井公園まで大きく寄り道をした。


 三宝寺池の近くのいつもの場所に自転車を停めた。池のほとりのメタセコイアはもう落葉を始めている。






 猫が何か呉れよと鳴きかける。



 イイギリの赤い実









 茶屋の傍まできた。



 栴檀の木



 葦の葉越しにゴイサギと目があってしまった。



 望遠レンズを据え付けたおじさんの軍団が頻りに狙っているのはカワセミ。ここには写っていないが、止まり木の下には生きた小魚を入れた容器が置かれている。餌を撮る瞬間が狙いらしい。

 携帯したコンパクトデジカメではこれ位が精いっぱい。



 井草通りを跨いで石神井池まで来た。こちら側のボート乗り場はとうに使われなくなった。



 池の中のオブジェの上ではカワウが気持ち良さげに体を乾かしている。



 ハシビロガモの夫婦が幅広いくちばしで水面の藻を忙しげに漁っている。メスの尻の跡をオスが忠実に追いかけているのが見ていて可笑しい。






 池の反対側のボート乗り場はまだ営業しているが、この寒さでは乗る人はいない。









 あまり知られていないからか、記念庭園の一角はいつ来ても人の影が見当たらない。



 トウカエデ





 一周約一時間、体にも精神にもちょうど良い運動になった。

09イルミネーション②

2009-12-05 | イルミネーション
 師走になったばかりの日、東京タワーを起点に六本木、東京ミッドタウン、赤坂サカスと港区界隈を歩いてきた。


 日は暮れたばかり、未だ青みを残した空にオレンジ色の巨大なタワーが出現する。

















 冬の日暮れはあっという間だ。小半時もしないうちに辺りは夜の帳に包まれた。







 



 タワー傍のアンデレ教会




 桜田通りから外苑東通りへと抜けると、僅か10分足らずで六本木交差点に着く。ここを左折した先が森タワーのある六本木ヒルズだ。

 メトロハットが見えてきた。






 漆黒の闇の中に聳え立つ森タワーを毛利庭園から見上げる、何て威圧的な建物なのだろう。圧倒的なコンクリートのもたらす圧迫感だけではない。収奪され集積された富が遥か手の届かない高みから威圧してきているようだ。



 毛利庭園内に作られた”都市の樹”と池を囲むプラントオパールは気温と風に反応して光を変化させるオブジェとなっている。まさにキャピタリズムは自然を装い、変幻自在なのだ。










 けやき通りのイルミネーション、その先にはあれほど巨大だった東京タワーが今は小さくなって見える。



 







 六本後の交差点まで引き返して再び左折すると、その先に東京ミッドタウンが見えてくる。
 


 ワイングラス型に縁取られたツリーが珍しいシャンゼリゼイルミネーション









 スターライトガーデン。約17万個の新型LEDを敷き詰め、音と光で立体的な演出をしている。時折全面消灯し、再び点灯して地上に小銀河が出現すると人々の口から小さなどよめきが起きる。










 ライトアップされたブライダルハウス。各階毎のマネキンがどこか異様に見える。



 乃木坂を下っていくと赤坂通りとなり、TBS本社ビルのある赤坂サカスに着く



 仲通りのイルミネーションはキャンドルライトの温かみを表現している。






 急ごしらえのスケートリンクは滑っている人が意外と少なかった。



 今日はこの辺で。

三園紅葉

2009-12-03 | 公園
 


 六義園、清澄庭園、旧古川庭園と都内の名園を一日で三園訪ねてきた。というのも今紅葉巡りスタンプラリーなる催しが行われていて、何とかそのカレンダーを手に入れたいと思ったからだ。


 まずは清澄庭園から、思ったより人は少ない



 中央の池では、水鳥たちが盛んに水浴びをしている。



 ハゼの木の紅葉は見ごろ過ぎ



 サザンカはきれいだった。



 大江戸線から三田線に乗り換えて千石駅で下車。駅から歩いて5,6分で六義園に着いた。ここは紅葉の名所とあってたくさんの人でごった返していた。










 東屋で多くの人が休んでいる。









 カエデの紅葉とはまた色合いの異なるドウダンツツジ






 この時期六義園は夜間ライトアップされている。まぁそれはそれできれいなのだが、3年前に訪れたときの身動きの取れない程悲惨な混雑ぶりを味わっているので、今回は敬遠することにした。







 朱色に染められた水面をゆらゆらと影が通り過ぎていく



 渡月橋の紅葉の木はこの一瞬が最高の見ごろだった。大勢のカメラマンが芦辺茶屋跡に三脚を立て、絵になる瞬間を思い思いに待ちかまえている。



 ハゼの木の燃え上がるような朱色が目を灼き付ける。






 中の島となっている妹山(せやま)の一本モミジ




 木の下に見上げるように地蔵が置かれているが見えるだろうか。



 六義園を出てからは歩いて駒込駅の脇を通り過ぎ、本郷通り沿いにある旧古川庭園を訪ねた。ここは春秋のバラの時期には何度か訪れたことがあるが、紅葉の時期は今回が初めてだ。





 旧古川庭園は洋館と洋風庭園で名高いが、敷地内の奥半分には中央に心字池を配した和風庭園があることはあまり知られていない。人出も六義園の比べるとぐっと少ないのが嬉しい。
















 濡鷺(ぬれさぎ?)灯籠と散り始めたイチョウ



 色落ちし、透き通った葉をもつこの木は何という木なのか









 紅葉を背景にした秋バラが一輪だけ枯れ残って咲いていた。年を越え、冬薔薇(そうび)と呼ばれる時期まで持ちこたえることができるのだろうか。