オヤマリンドウの咲き誇る根子岳・四阿山を登ってきた。
行程概略;8時50分ダボス牧場登山口→10時23分根子岳頂上→中四阿分岐11時30分→12時10分四阿山登頂 昼食→13時中四阿山→14時半ダボス牧場
登山口はすでに標高が1600m近くある。先ずは左側の根子岳から登っていくことにした。
牧場にはマツムシソウが良く似合う
ミヤマママコナ
左手には長閑な牧場風景が広がる
ハクサンフウロ
結構登ってきた、下に見えるのは第一から第5までの駐車場。入山協力金という名目で200円徴収されたのだが、駐車料金と考えるとかなり安い。
終わりかけのヤナギランとツリガネニンジン
シナノオトギリ
地味な花、ハナイカリ
香りのいいカワミドリも咲いている
ヨツバヒヨドリ
花にはたくさんの蝶たちが群がっている
暫くは牧場の柵に沿って結構急な坂を上っていく。
ガマズミの真っ赤な実が見える
ゴマナ
ミヤマウツボグサ
ドライフラワーのようなヤマハハコ
森林限界を過ぎると見通しが良くなり、勾配も急となる、そして息も切れる。
紅葉間近なナナカマド
ガスが立ち込めるようになってきて間もなく根子岳頂上にたった。
ヤマトリカブト
ウスユキソウも標高の高いところでは美しく、近寄りがたい気品が感じられる。
余り群生しないウメバチソウが、稜線の強い風を避けるように寄り添って咲いていた。
ガスが麓から登ってくる。景色は白いベールを纏いながら様々な姿に変わっていく。
オヤマリンドウは登山口から花は見られたのだが、登ってくるにしたがって花の密生度が濃くなってくる。
陽が射し込むにつれて花も開いていく、そしてそれを待ちかねた虫たちが訪れる
ひとまず下り再び四阿山への登り
山道にはゴゼンタチバナやキイチゴの赤く熟した実がなっている。
食べられる実も多い。左上からコケモモ、シラタマノキ、クロマメノキ、ガンコウラン
登り終えて稜線へ
そして四阿山頂上。3時間と20分の時間をかけてやっと登れた。思ったより近かったので、予定をずらしてここで昼食に決めた。
頂上には暫くいたのだが、一向にガスは晴れない。諦めて下山。帰りは南側の中四阿山を通るコースへ。ダケカンバの林を通って下りて行ったので、初秋の山の恵みのキノコがたくさん見られた。名前も、食べられるのかもわからないのが少し残念。
虫や鳥たちにも出会った。アサギマダラ、コクワガタ、コガラ、黒っぽいバッタは何というのだろうか。
頂上から2時間かかって登山口へ戻ってきた。肌寒いほどの山頂に比べると、まだ真夏の暑さで体が茹ってしまう。軽く着替えて牧場のソフトクリームを頂いて火照った体を冷やす。日陰で休んでいると程よく乾いた風が吹き抜けていく。体の冷めるのを待ってから車に乗り込んだ。
この辺で。