野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

夏の終わり都民の森を歩く

2012-09-11 | 探鳥

 

 家を出たのは朝6時過ぎたばかり。檜原都民の森駐車場には8時頃に着くことが出来た。広い駐車場にはまだ数台の車しか止められていない。ひんやりとした朝もやの気配の残る中、鞘口峠に向かった。

 茶店もまだ開いてはいない

 

 今回はいつも下りにとる鞘口峠コースから登り始めた。炭焼き小屋の脇を通る。

 

 人ひとり会うことなく峠まで来た。

 

 静かな森の中を時々鳥のさえずりが聞こえる。登山道の傍らに咲くタマアジサイは9月のこの時期でもまだ十分みられる。思えば7,8,9月と随分と花期が長い花だ。

 

  20分ほどで見晴らし小屋に着いた。

 

 今年生ったばかりの山栗が道に落ちている

 

更に30分登って頂上

 

 何回も登っているのだが、頂上を独り占めできたのは初めて。少し早いがここで持ってきたおにぎりを食べることにした。

 

 天気予報ではあまり芳しくなかったのだが、何とか晴れてくれて富士の姿を拝むことが出来た。

 

 笹尾根を槇寄峠まで下る予定だったが、次第に雲行きが怪しくなってきた。大沢山を越えたところで尾根道を下ることにした。

 

 

  桂の大木

1時間もしないうちに三頭大滝までやってきた。

 

 奥多摩周遊道路

 

 登山としては物足りなかったが、短い時間ながらも晩夏から初秋にかけての山野草に多く出会えた。

出会った個体数が多い順にあげていくと、ソバナ

 

 ずいぶん白っぽい個体もあった。

 

 カメバヒキオコシはいたるところで群生に出会えた。

 

キバナアキギリ

 

 ヒヨドリバナ

 

 標高の低い沢筋で多く見られた、ツリフネソウ

 

アキノキリンソウ

 

 オクモミジハグマ

 

 ミヤマママコナは奥多摩では初めて見ることができた。

 

 

 頂上近くで群生していた、トンボソウ

 

 これも頂上付近の一部でしか見られないホツツジ

 

 メタカラコウ

 

 赤みの強いアキギリ

 

レイジンソウはもっとたくさん見られると期待していたが、少しだけ時期が早かったようだ。

 

 黒い実をつけたツクバネソウ

 

 実の落ちたツクバネソウ

 

  タマガワホトトギスはもう終わりかけで、下りの沢筋の大岩にへばりつくように咲いていた。

 

三頭大滝付近の散策路で見かけたクサボタンはまだ咲きはじめ

  

 ヤマシャクヤクの一寸グロテスクな赤い実

 

 セキヤノアキチョウジ

 

 今回は一株しか出会えなかった花たち

 フシグロセンノウ

 

レンゲショウマ

 

ツルニンジン

 

 夏の花はあらかた咲き終わり、秋の花にはもう少し。そんな時期の割には短い時間で多くの花に出会うことができた。収穫大の満足の一日だった。


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