野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

浅間山周回

2013-09-18 | 登山

 

 前回の四阿山登山の帰り小諸に一泊した。翌日は5時前から宿を出て未明の車坂峠へ。駐車場には車中泊とみられるワゴンが一台、早朝登山の車が2台だけ。さっそく支度して登り始める。

行程概略;5時50分車坂峠登山口→中コースを経て6時50分トーミの頭→7時35分草すべりを下りて湯の平口→8時半立ち入り禁止掲示板→8時46分前掛山→9時25分前掛け山登山口に戻る→10時5分Jバンド→10時32分仙人岳→黒斑山11時15分→車坂峠まで戻ってきたのは12時20分頃。

 総時間6時間半、予定は休憩含みで8時間だったので結構速いペースで登れた。そのペースが速すぎたのか、それともアップダウンの激しいコースだったせいか、後半の稜線歩きではかなりばててしまった。一部ガスが出たものの、全体的には雲一つない天気で、特に登頂時は360度のすっきりと晴れた展望を楽しむことができた。

 まだ暗い車坂峠

 

明るみ始めた空の向こうに遠く富士山が見える

 

登山口の標高が1973mと高いせいか、歩き始めたらすぐに高山植物が出迎えてくれる。

シラタマノキは実に傷をつけるとハッカ油のような香りがする

 

クロマメノキ、これはブルーベリーのようで美味しい

 

キノコの山のお菓子のような、毒キノコ?

 

タケシマランはルビーのような澄んだ赤い色の実をつける

 

 アザミの仲間

 

稜線に出た途端、一気に見晴らしが開けた。これも山登りの醍醐味の一つ。

 

  雲海が広がる

 

 足元にはゴゼンタチバナの赤い実

 

ウメバチソウ

 

マツムシソウ

 

 振り返ると槍ガ鞘が見える

 

 アキノキリンソウ

 

 岩に寄り添うようにイワインチンが咲いている。

 

 展望を楽しんだ後は草すべりの急こう配を下る。

 

 クジャクチョウ

 

日当たりのよい斜面に多く咲いているミヤマコゴメグサ

 

トリカブト

 

 ヒョウモンチョウの仲間

 

 

シャジクソウ

 

オヤマリンドウ

 

 前掛山登山口

 

ガレ場の急坂をひたすら登っていく、息が切れる、逆光が眩しい。

 

何とか立ち入り禁止の札の見えるところまで登ってきた、この先が浅間山の頂なのだが、残念ながら登れない。

 

 山頂を右に巻いて前掛山方面へ

 

 オヤマソバ

 

噴火避難用の小ドーム

 

 前掛山頂上、ここが浅間山の代理の頂となる、右奥に見えるのが浅間山の頂

 

 小休止してから前掛山登山口まで戻る。ここから右に折れJバンドの急坂にへばりつく

 

ヤマハハコ

 

ガンコウランやクロマメノキ等の食用となる実がおおい。

 

 急なのに鎖のない斜面を何とか登りきってJバンドにたどり着いた。

 

ここからは比較的緩やかな稜線歩き、登山の中では一番楽しい時間帯だ。

 

見晴らしを楽しんでいる間もなく、ガスが麓から立ち上がってきた。あっという間に視界は10mほどに。

 

 仙人岳

 

 そして最後の頂黒斑山、羽蟻が多く飛んでいて、目鼻耳に飛び込んでくるのでとても休んではいられなかった。

 

 ここから車坂峠まで戻るのには1時間と少しの道のりだった。全行程ちゅう水場がなかったので、ペットボトル2本とゼリー飲料一個だけでは少し足りなかったようだ。帰りの30分ほどはボトルがからの状態で喉の渇きを我慢しながらの下山だった。

この辺で。

 


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