夏真っ盛りの尾瀬を一泊2日で歩いてきた。 戸倉に車を止め鳩待峠へ。この日は日曜日(7月28日)だったが8時過ぎだったので、ツアー客はとうに尾瀬に入った後で峠は空いていた。
殆どの人が行く山の鼻コースは避け、アヤメ平に向かう。暫くはじめじめとした暗い林の中を少しずつ登っていく。
迎えてくれたのはツクバネソウ、ユキザサ、ゴゼンタチバナ、そしてこんな薄暗に山道にふさわしいギンリョウソウ。いずれも地味な花だが、それぞれに個性があってどれも味わいがある花だ。
ハリブキが真っ赤な実を熟している
旬を迎えて美しいオトギリソウ
ズダヤクシュ
一時間と少しで横田代へ到着、視界が一挙に広がるこの快感は2度目だがやはり爽快だ。
一面に広がるのは黄色の花はキンコウカ
蕊のオレンジ色がアクセントを加えている。
目を凝らすと湿原はたくさんの小さな花たちで蔽われている。
ヒメシャクナゲ
タテヤマリンドウ
ウラジロヨウラク
ホツツジ
トンボソウの仲間も多い、左はキソチドリ?
木道にはトンボがたくさん止まっている。これは初めて見たカオジロトンボ、名前の通り顔が白いのだがこの写真では少しわかりにくいようだ。
数は少ないが尾瀬の夏を代表するニッコウキスゲ
木道は曲がりくねっていく
オゼヌマアザミ
トキソウ
アサヒラン
ネバリノギラン
オゼヌマギクはまだ開花していない
ワレモコウとコオニユリ
中原山を過ぎ、アヤメ平へ。真ん前に燧ケ岳が見えてきた。
木道の傍らではコバイケイソウが挨拶している
2時間ほどで富士見峠に着いた。さっきまで晴れていた空は俄かに雨模様となり、あっという間に降り出してきた。
木陰で素早く昼食を済ませ、竜宮へと急いだ。
キツリフネ
オオマルバノホロシ
1時間と少しで やっと尾瀬ヶ原が見えてきた。
竜宮からはゆっくり歩いて見晴へ。時間はまだ3時前なのだが宿に入ることにした。
この辺で。