台風並みの暴風雨の中、埼玉県行田市の古代蓮の里を訪ねた。この施設は入園料はなく(つまり周囲が囲われていない)、駐車料金も一日500円と安い。更に300m位歩くのを厭わなければ無料駐車場だってある。私の推し植物園の一つである。
それにしても風の強い日だった。
入り口すぐには様々な品種の蓮が植えられている
小舞妃蓮。チャイナ服を着た少女が剣舞をしているようなイメージ。
剣舞蓮、風にあおられてこんな姿に
王子蓮
濃い赤と多弁が特徴の天上蓮
ピンク色の縁取りのある酔妃蓮は上手いネーミングだ。
雨線が写るほど雨が激しくなってきた。中国古代蓮は白から赤へのグラデーションが美しい。
即妃蓮は深紅の際立つ条紋が特徴だとか
蓮は仏教と関わりが深い。ということで中国蓮だけではなくインド蓮もあった。
黄蓮
大賀蓮と黄蓮を掛け合わせて生まれた甲斐姫蓮
西光寺白蓮
もっとたくさんの品種があったのだが、強風の吹きすさぶ中まともに撮れたのはこれだけ。
古代蓮の池
その奥の方には水生植物園もある。オニバスの花が咲き始めていた
シオカラトンボが止まっているのはミズカンナ
広い蓮池にはたくさんの表情をした蓮が植えられている。 色形とも桃のような蓮。
蓮は水面から花茎を高く出して花を咲かすのだが、これはどういうわけか睡蓮のように水面に浮かんで咲いていた。
花弁の間から蕊が覗いている
強風を避けるかのように葉陰で咲く
寄り添って
激しさを増した風が蓮の表情を様々に変えていく
まるで舞を踊っているかのようにとりどりの姿態を見せてくれる
風に煽られ舞い落ちた花弁が水面に浮かんでいる
風があったけどいい一日でした。