竹寺春景
2014-04-09 | 探鳥
奥武蔵、飯能から秩父方面の山に分け入ったところに竹寺はある。飯能駅からはバスで中沢まで30分ほどかかる。
中沢で下りてからまだ雪の残る林道を登っていく。このあたりはやっと冬から抜け出したばかりという感じ。キブシが咲いている。
ミツマタ
ネコヤナギの仲間
キケマン
これはトサミズキ
歩くこと小一時間やっと山門までたどり着いた。牛頭天王参道とある。
右に新緑の竹、左の白い花はコブシだろうか
竹寺は山岳信仰の同上として千余年の歴史を持つ寺だ。看板によると「本尊「牛頭天王(ごずてんのう)」を祀り、本地仏に「薬師如来」を配し、神仏習合の姿を今に残す東日本唯一の遺構であり、「天王さま」と呼ばれ親しまれている」とある。
コブシの左下には牛頭明王、平成4年に中国の有志から寄贈されたものだとか。
乳飲み子を抱えた母の木彫り蔵
トーテムポールのようなこんな像もあった。
ウーン読めない
竹の筒から覗くと四角い世間が丸く見えるのだそうだ。
竹筒の先に広がる風景
錆びた釣鐘
建物と花の調和が美しい
枝垂れ桜は咲き始め
ここは武蔵野観音三十三番結願所ともなる
窓の形は釣鐘の風雅な建物
竹林に茶席
精進料理や蕎麦懐石の食事も供される
立派な鬼瓦
庭は春の花木で賑やかだった
右わきの参道をもう少し上ると本殿、途中の鳥居に「茅の輪」がある。これをくぐって心身を清浄にするのだそうだ。
登った先に本殿があった。
この日はここから先、子の権現まで山道を歩いた。中沢のバス停から吾野駅まで四時間半の行程だった。