野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

雨の新緑

2012-05-18 | ハイキング

 起きてみると結構激しい雨振りで、楽しみにしていた奥多摩の新緑登山は断念した。

それでも山の傍に行きたいという思いが捨てきれず、車に乗ってドライブだけでもと奥多摩方面へ出かけた。

奥多摩湖を一周する道路の月夜野駐車場から、雨に煙る新緑が何とも心を落ち着かせてくれる

 

 車を止めて森の中に分け入る

 

 

 先ほどまで激しかった雨は上がったようだ、新緑の迷宮の中を彷徨う

 

 咲き残りのミツバツツジ

 

 オオモミジの若葉も雨にぬれ瑞々しい

 

 

 下草にはキイチゴの花

 

梢越しに見えるのは奥多摩湖

 

それもガスの中へ消えていく

 

しばらく行くとツクバネウツギが人の通ることの少ない山道で、ひっそりと花の盛りを迎えていた。

 

 

 

 足元にはミミガタテンナンショウやハシリドコロの花

 

 

季節も進んだようで、山に入ってもスミレはほとんど見かけることがなくなった

 

水量を増した谷川の水

 

 

 沢沿いで見かけるワチガイソウ

 

 コチャルメルソウもまだまだ咲き残っている

 

 チゴユリ

 

 咲き出したラショウモンカズラ

 

 雫のたれ落ちる岩壁にはイワタバコ、花の咲くのはもう少し先だ

 

 フタバアオイもひっそりと花をつけていた

 

風がガスとともに里のほうから吹き上げてきて、視界が突然きかなくなる

 

 今は山の花たちも春から夏へと主役が交代する時期なのだろうか。スミレに変わって、ツクバネソウやユキザサの蕾が目立つようになってきた。

 

 

 これは珍しいヤマシャクヤクの蕾、今では奥多摩の山を歩いていてもなかなか見つけることができない

 

 

 

 ガスはますます濃くなってきた

 

 

シオジの幹からも若芽が

 

 奥多摩の三頭大滝

 

 滝から引き返したら、雲が晴れ日差しが差し込んできた

フデリンドウの立派な株

 

咲き始めたウノハナに飛んできたウスバシロチョウ

 

 季節は少しずつ夏に向かっているようだ

 

この辺で。