野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

天上山を登る

2012-04-06 | 登山

 伊豆七島神津島の天上山は海抜572mの山で、花の百名山一つでもある。大島から約4時間の船旅で、港に着いたのは午前10時ごろ。

 

宿に荷物を預かってもらい、すぐに海抜0mから登り始めた。

黒島登山口、たくさんの杖が置かれている。

 

折れ曲がった急こう配を登っていく

 

寄港した神津島港がずいぶん下に見えるようになった。

 

登山口からは一時間弱の登りで黒島山頂10合目に着いた。

 

 ミヤマシキミが咲き出している。

 

眼下に見えるのは千代池(せんだいいけ)

 

 驚いたことにショウジョウバカマに出会えた

 

 

 

 

 神津島の天上山は1200年ほど前の平安時代晩期に噴火した山で、頂上付近は広い火口原となっている。

表砂漠

 

新東京百景展望地から見た櫛ヶ峰方面。その上を行く登山道は今では崩壊して行くことができない。

 

サルトリイバラの赤い実

 

天上山最大の池、不動池。入り口には小さな鳥居が立っていて、中州には水の神である龍神が祭られていて、水の不足に悩まされた往時の島民の切なる思いが偲ばれる。

 

櫛が峰分岐から天空の丘へ

 

 

 360の絶景が素晴らしい、北側には手前から式根島、新島、利島、伊豆大島と見える。

 

 東に目を向けると、少しかすんでいるが三宅島と隣には御蔵島を見ることができる。

 

 反対の西側には神津島港と前浜

 

 

 

最高地点

 

しばらく休んでから白島登山口へと降りていく

 

 振り返ったら山頂標識にカラスが止まって頻りに鳴いていた。

 

山から海が見えるのが島登山の醍醐味

 

途中林道を横切り、那智堂を過ぎ、白島登山口には一時間少々で着くことができた。

キイチゴ

 

 咲き出したばかりの大島桜の下から天上山を望む

 

暮れ始めた穏やかな港、早春の日差しが海のさざ波と遊んでいた。

 

 

 宿に戻ってから港近くにある、神津島温泉保養センターに行って一風呂浴びた。露天風呂から見た暮れゆく港の夕景が何とも素晴らしかった。