日本テニス界のエース、錦織圭（24）＝日清食品＝が8日（日本時間9日）、ニューヨークでの全米オープン男子シングルス決勝でマリン・チリッチ（クロアチア）と対戦し、3－6、3－6、3ー6で敗れ、アジアの男子選手では初となる四大大会制覇の歴史的快挙はならなかった。
日本の男子で初めて四大大会の決勝に進んだ第10シードの錦織は、過去5勝2敗とリードしていた第14シードのチリッチの強力高速なサーブに苦しんだ。
ストローク戦でも主導権を握れないままストレート負けした。
四大大会初制覇のチリッチは優勝賞金300万ドル（約3億1500万円）を獲得した。
準優勝の錦織の賞金は145万ドル（約1億5千万円）。
錦織は準々決勝でスタニスラス・ワウリンカ（スイス）を破り、全米で1918年の熊谷一弥以来、日本選手として96年ぶりに4強に進出。
準決勝では世界1位のノバク・ジョコビッチ（セルビア）に快勝、最新世界ランキングで日本男子歴代最高の8位に浮上した。