(ニューヨーク証券取引所)

10月22日、米国株式市場は値動きの荒い展開の中、ダウ平均株価とS&P総合500種が下落。1月撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
① ""米ダウとS&Pが下落、ナスダックは上昇""
ビジネス 2018年10月23日 / 07:43 / 11分前更新
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は値動きの荒い展開の中、ダウ平均株価とS&P総合500種が下落。エネルギー株や金融銘柄に売りが出た。週内に一連の企業決算発表を控え、警戒感が高まった。ただハイテクセクターが上昇し、S&P総合500種の下げは限定的となった。ハイテク株の多いナスダック総合は小幅上昇した。
S&Pテクノロジー株指数.SPLRCTは0.8%高。
S&Pエネルギー株指数.SPNYは1.1%安。北米の水圧破砕市場が引き続き軟調となる中、油田サービス大手ハリバートン(HAL.N)の第4・四半期利益見通しがアナリスト予想を下回ったことが背景。
ハリバートンは3%下落。同業シュルンベルジェ(SLB.N)は2.9%安。
インバーネス・カウンセルの首席投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は、「今週は重要な決算の発表があり、投資家の幾分の警戒につながっている。好調な決算も出ているが、一様ではなく、ネガティブな問題も一部ささやかれている」と語った。
リフィニティブのI/B/E/Sデータによると、S&P総合500種採用企業の第3・四半期利益は、21.9%増加する見込みだが、多くの投資家は貿易やコスト上昇などを巡る懸念から今後の成長見通しに目を向けている。
今週決算を発表するアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)とアルファベット(GOOGL.O)はともに上昇した。
ダウは取引序盤に100ポイント以上の値幅でマイナス圏とプラス圏を行き来し、米株市場のボラティリティーの高さを浮き彫りにした。
S&Pはテクニカル的に重要な水準となる200日移動平均を依然として下回っている。
アラン・B・ランツ・アンド・アソシエーツのプレジデント、アラン・ランツ氏は、市場のボラティリティーがさらに高まり、投資家の警戒感も短期的に強まる傾向にあるとの見方を示し、少なくとも11月6日の中間選挙まではそうなるだろうと加えた。
「投資家はマイナスの要因に目を向け、さらなる逆風があると考えている。少なくとも中間選挙までは市場が大きく上昇するのは難しいだろう。方向は下向きだ」と語った。
金融株指数.SPSYは2.1%安とS&Pの下げを主導した。米国債イールドカーブは2週間以上ぶりの低水準にフラット化した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.50対1の比率で上回った。ナスダックでも1.34対1で値下がり銘柄数が多かった。
リフィニティブのI/B/E/Sデータによると、米取引所の合算出来高は69億株。直近20営業日の平均は78億株。
終値 、前日比、 % 、始値、 高値 、安値 、コード
★ ダウ工業株30種 、25317.41、 -126.93、 -0.50、 25492.1 、25561. 、25236..DJI
4 34 05
前営業日終値 、25444.34
★ ナスダック総合、 7468.63 、+19.60、 +0.26 、7486.74 、7520.5 、7424.7 .IXIC
4 4
前営業日終値 、7449.03
★ S&P総合500種、 2755.88 、-11.90 、-0.43、 2773.94 、2778.9 、2749.2 .SPX
4 2
前営業日終値 、2767.78
🌀 シカゴ日経先物12月限 ドル建て、 22500 、- 130 、大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て、 22475 、- 155、 大阪比 <0#NIY:>