◎◎ 日本株は小幅続伸へ、米経済対策で景気期待-エネルギーや金融高い
伊藤小巻
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バイデン次期米大統領が経済対策公表へ、1.9兆ドル規模
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パウエルFRB議長、利上げのタイミング「全然近くない」
△△ 15日の東京株式相場は小幅に続伸の見込み。バイデン次期米大統領が公表する大型追加経済対策による景気回復が期待され、石油や鉱業などのエネルギー関連、銀行などの金融株、医薬品、機械や半導体関連が買われそう。
<きょうのポイント>
¤¤¤⇨ みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは、米追加経済対策の規模が1.9兆ドルと報道されており、「全く想定外ではないがやや想定より大きい。昨年末に決定した第4弾の給付が始まっており、今回の第5弾が2月中にも上院を通過すれば3月にも給付がはじまり、今後の消費に対して強力な源泉となる」と指摘した。
⇨⇨ また、米金利は上昇しているがFRB議長の超緩和策からの出口を語るのは早すぎで臆測を呼ぶ発言すべきでないと言及したことで「金利上昇の一定の抑制要因にはなる」とみている。ただ、週末を控えて、足元の日本株上昇のスピードに対しての警戒感がでてきてもおかしくはないという。
- 米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の14日清算値は2万8850円と、大阪取引所の通常取引終値(2万8810円)に比べ40円高
- けさのドル・円相場は1ドル=103円80銭近辺で推移、前日の日本株終値時点は103円99銭