(北海道胆振東部地震を起こした震源断層のモデル図(国土地理院) )
(解析データー)
① ""北海道地震「石狩低地東縁断層帯の可能性」否定できぬ…調査委が見解改め""
2018年09月14日 18時04分
② 月6日に最大震度7を観測した北海道胆振東部地震から1週間が過ぎて、道内では240回を超える余震が発生している。政府の地震調査委員会は当初、震源は地下深くの断層がずれ動いたとみていたが、ここへ来て、震源付近の「石狩低地東縁断層帯」が関係していた可能性を否定できないとする考えに立ち戻った。
今回の地震について、国土地理院は地球観測衛星だいち2号やGPS衛星による地殻変動データを解析して断層面を立体的に表した画像を製作。
それによると震源断層は、深さ約15キロから31キロまで垂直に近い角度で伸びており、断層の幅は16.3キロ、長さは14.9キロ。震央付近では最大7センチの地盤隆起があり、その東側では最大4センチの地殻変動が観測されていることが判明した。
当初は震源の深さが約37キロと深いため、既存の活断層ではなく、地下深くにある別の断層が原因だと考えられていたが、解析の結果、地震を引き起こした断層の上端が深さ約15キロまで達した可能性があることがわかった。このため、地震調査委員会は、「石狩低地東縁断層帯の深部が動いた可能性を否定できない」として、当初の見解を修正した。
③ 活断層とは何ですか? (気象庁)
○○市にはどのような活断層があって、地震が起こる可能性はどのくらいあるのですか?
通常は地表に現れている断層と認められる地形のうち、最近の地質時代(ここでは第四紀のうち概ね約170~200万年前から現在までを指します)に活動し、今後も活動しそうな(=地震を発生させるような)ものを活断層といいます。
それぞれの活断層について地震が起こる可能性などの評価は、政府の地震調査研究推進本部において行われております。詳細は下記のページをご覧ください。
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地震調査研究推進本部