◎ 4年間伸ばした髪の毛 小6男児が寄付 岩手 宮古
2020年3月28日 1時02分
病気の治療などで髪の毛を失った人にかつらとなる髪の毛を提供する「ヘアドネーション」という活動に岩手県宮古市の小学6年生の男の子が取り組み、伸ばし続けてきた髪の毛を切って寄付しました。
♡♡♡ 宮古市の小学6年生、佐々木蓮くん(12)は、小学3年生の春に父親の知人の子どもが白血病の治療で髪の毛を失ったことをきっかけに、かつらとなる髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」の活動を知り、それからおよそ4年間、伸ばし続けてきました。
髪の毛は腰まで届く60センチほどの長さとなり、来月、中学生になるのを前に切ることを決めたということです。
27日は家族とともに地元の美容院を訪れ、4年ぶりとなるカットを行いました。
そしておよそ30分でカットが終わり、長さ50センチほどの髪の毛の束が7つできあがると、蓮くんは、短髪になった自分の姿と手元の髪の束を感慨深そうに見つめていました。
髪の毛は「ヘアドネーション」に取り組んでいる仙台市のNPO法人に送られ、18歳以下の子どもにかつらとして提供されるということです。
蓮くんは「大切な髪を失ったことで気持ちが落ち込んでいる人はたくさんいると思います。受け取った人が元気になったらうれしい」と話していました。
※※ 涙が出ました。