(「でかいか?」「デカイなあ」ニュージーランド北島の最南端に漂着した無傷のダイオウイカ(OCEAN HUNTER Spearfishing & Freediving Specialists))

(オークランド博物館ではマグロの解体ショーのように、ダイオウイカの解剖を一般に公開している。臭そうだが、面白そうだ(Auckland Museum) )
(ちなみにダイオウホオズキイカはこちら。その名前のとおり、赤くて体重が重い。ニュージーランド近海で捕獲された(Ministry of Fisheries, New Zealand) )


① ""全長4.2m!ニュージーランドの浜辺に横たわる巨大イカ「ほぼ無傷」ウマいか?(動画)""
2018年08月28日 13時31分
② 今月25日、ニュージーランド首都のウェリントン郊外の海辺で、全長4メートルを超えるダイオウイカが見つかった。イカの状態はかなり良好で、深海生物の専門家が解剖して死因を調査することになった。
ダイオウイカを発見したのは、ダニエルとジャック、マシュー・アプリンのダイバー三兄弟。地元メディアなどによると今月25日朝、3人はクック海峡に面したレッド・ロックス付近で潜水を楽しんだあと、兄弟の身長をはるかに超える巨大イカが浜辺に漂着しているのを発見。
ニュージーランド自然保護局によると、巨大イカの正体は深海に生息するダイオウイカの可能性が高く、ニュージーランド近海で過去に捕獲されたことがあるダイオウホオズキイカではないという。
いずれも世界最大級の無脊椎動物として知られるが、ダイオウイカの方が体長は長く、体重はダイオウホオズキイカが上回る。ヨーロッパでは、体長18メートルを超えたモンスターサイズのものも記録されていることから、三兄弟が見つけた4.2メートルのイカは比較的若く、ほぼ無傷であることから、水・大気研究所(NIWA)に死因などを調べてもらうよう依頼したという。
深海に棲息するダイオウイカとダイオウホオズキイカは、その生態がほとんど知られていないが、深海の暗闇でも視力を確保するために直径30センチにもなる目を持っている。
世界に名だたるイカ好きな国民としては、その味が気になるところだが、筋肉中に塩化アンモニウムを大量に含んでいるため、非常に臭く、ハッキリ言って不味い。台風によって浜辺に打ち上げられた死骸を見つけても、絶対に試食はおすすめしない。(動画はニュージーランドのオーク博物館が行ったダイオウイカの解剖/Auckland Museum)