アーモーおやじ

テニスのときによく出る「アーモー」。これが口癖で、なんでも首を突っ込んでは失敗を繰り返しているじいさんの日記です。

自分の考えを言える社会

2022-09-26 21:47:00 | Weblog
 ウクライナでの戦争を見聞きして、今こそ「二十四の瞳」の世界を振り返って、という新聞の投書欄を読んだ。

 「二十四の瞳」は、小豆島出身の壺井栄さんが、戦後の昭和27年に発表した小説である。
 私は映画でその題名を知っていたが、実際には映画も見たこともなく、小説も読んだことはなかった。
 そこで、佐用町図書館で借りてきて、今日、読み終えた。


 
 戦前、戦中、戦後の小豆島の物語だが、当時の貧困さと制約された日本社会がよくわかった。
 一番、心に響いたのは、戦争に突き進んでいる社会では、それを否定する考えは悪とされることである。たとえ生きて帰ってきてと心の底から思っても、表面的にはお国のために死んでこいと叫ばなければ非国民とされるのだ。戦争は、こんな悲惨なことが現実となるのだ。

 明日、暴挙と言えるような国葬が決行される。全く国民を無視して行われる国葬。これが、自分の意見を言えなくなるような社会に繋がらないことを願うばかりである。
 「二十四の瞳」の世界が二度と起こらないようにと、全国民が自覚しなくてはならない。それが悲惨な戦争を経験した日本国の目指すべき道である。

 
 

 
 

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