アーモーおやじ

テニスのときによく出る「アーモー」。これが口癖で、なんでも首を突っ込んでは失敗を繰り返しているじいさんの日記です。

ミステリーツアー and タイムスリップ

2014-09-23 08:46:24 | Weblog
 九度山の山小屋に1泊して、朝から小屋まわりの草刈や側溝掃除をしたあとで、高野・龍神スカイラインを経てすさみ町へテニスをしに行きました。3時間のドライブでしたが、いい景色の中を気分よく走りました。
 2時からテニスをして、4時まで特訓。へとへとになりましたが、国民宿舎の温泉でこれまたいい気分になり、晩御飯は地の食材を食べられるという「すさみ食堂」へ。サンマずし、猪豚ラーメンを堪能しました。

 次の日は、「那智大社」や「赤木城址」に行くつもりだったのですが、朝、スマホで地図を調べているとき、熊野川町に「鎌塚」「小口」という地名を見つけて、、、、、。急きょ、予定変更。かみさんに告げると、大(?)賛成ということで、ミステリーツアーになりました。かみさんも同じサークルで入っていたので。

 実は、大学時代に人形劇のサークルに入っていまして、夏休みに巡回公演という活動で「僻地の学校」を10日間ほどかけてまわるんです。今から38年前の話ですが。
 そのときに行ったのがこの場所なんです。資料もなにも用意していなかったのですが、「鎌塚小学校」「小口小学校」「九重小学校」「敷屋小学校」の名前を思い出し、地名をたよりに探しました。
 新宮から五條に向かう168号線に沿って巡回公演をしたことがわかり、まず「小口小学校」を探しに。
 「オートキャンプ場」がいかにも学校の跡地らしく、「ここかなあ」と夫婦で悩む。イマイチ合点がいかなかったので、商店のおかみさんにその旨を告げると、うちの裏だよと教えてくれました。「オートキャンプ場」は「小口中学校の跡地」でした。




今は廃校。しかし、建物はしっかり残っていて、しばし夫婦で感動の涙。

 続いて、「鎌塚小学校」を探しに。記憶ではここがいちばん山奥の僻地校のはず。軽自動車がやっとこさ通れる道を登ること10キロ。ありました、ありました「鎌塚小学校」がありました。廃校でしたが、廃村の雰囲気でした。


現在の写真とほぼ同じところでとった38年前の集合写真がありました。前列一番右が私で、後列右から二人目がかみさんです。
 校庭は可愛らしく、誰かが今も整備しているらしく荒れることなく残っていました。校庭横の桜の老木が月日を流れを感じさせてくれて、ここでも涙。

 続いて「九重小学校」。学校の校舎は見つけられず。ここも廃校です。ただ、小学校の講堂だけが残っていました。ここで公演をしたと思われます。


 最後に「敷屋小学校」。きれいに校舎は残っていましたが、今はパン工房、木工工場、テニスの管理棟みたいに利用されていました。


 巡回公演では、公演の前日に学校に入って、その学校に泊めてもらって次の日に公演というスケジュールでした。今、考えると信じられないような活動ですが、家庭科室などで自炊させてもらって、男も女も一緒に雑魚寝するという、青春そのものでした。

 すべて廃校でしたが、帰ってきてからサークルのみんなに写真と報告をしたいなあと、かみさんと相談しています。
 タイムスリップのミステリーツアーでした。

コメント (2)
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