まずは感染者が増えている状況が心配です。どうか無事にオリンピック、パラリンピックが終えられますようにと、ただ祈るのみ。
応援で盛り上がっている今も、医療関係者の方々は必死で頑張っていると思うと、とても複雑な気持ちです。戦っている選手たちも、私以上に葛藤の日々を過ごしているはずです。だからこそ、夢や勇気を与えようと選手たちは頑張ってると私は信じたい!
アテネオリンピックのとき、日本選手団の主将の井上康生選手は、準々決勝、敗者復活戦で敗れました。期待を裏切り、謝罪した姿を覚えています。しかし、そのあとで康生選手は、時間の許す限り、他競技会場を回り、日本選手の応援に徹しました。
男子柔道監督の現在、その精神は男子柔道選手全員に行き渡っています。
負けたときが大切なんだ❗️
体操の内村航平選手は落下して予選敗退したあとで、自分と代表争いをした米倉選手に「土下座して謝りたい」と言いました。それに対して米倉選手は、私たちに「お疲れ様と言いましょう」、内村航平選手には「土下座しなくていいですよ(笑)」。素晴らしいー♪👏
負けたときこそ、人間性がはっきり現れるんですね。大坂なおみ選手、これからですよ。
卓球混合ダブルスで、水谷選手、伊藤選手に負けた中国ペアに対して、中国メディアは「国の恥」と伝えました。
ソフトボール決勝で負けたアメリカのメディアは「素晴らしい激闘だった」「ウエノは日本の伝説だ」と伝えました。
編集に携わってきた自分としては、アメリカのメディアにありがとうと言いたいです。
期待されていた卓球の張本選手。残念ながら4回戦で敗退しました。
「相手のほうが上だった」「オリンピックは楽しくも怖かった」「この借りは団体で返したい」
相手をリスペクトした素直な18歳らしいコメントで、おじいさんは泣けました。まだまだ先が長いぞ。水谷選手をしっかり追いかけて!
私は冬のオリンピックスキーモーグルで、長野7位、ソルトレイク6位、トリノ5位の上村愛子選手が大好きです。ワールドカップや世界選手権で何度も優勝しているのですが、オリンピックだけはメダルが取れなかったんです。最後のトリノが終わったとき、
「何で一つずつ何だろう」
と言って去っていった姿が目に焼きついてます。努力を続けた上村選手は、勝った選手以上にかっこよかったです。
負けたときの振る舞いで、その選手のそれまでの人生が見えるように思います。