アーモーおやじ

テニスのときによく出る「アーモー」。これが口癖で、なんでも首を突っ込んでは失敗を繰り返しているじいさんの日記です。

懐かしい映画館

2022-09-12 22:37:00 | Weblog
 お小遣いをもらったときやバイト代が入ったとき、そのあとの楽しみは映画を見にいくことだった。

 中学時代、暮らしていた東京池袋には文芸坐という映画館があり、その地下が名画座で、怪獣映画、加山雄三の若大将シリーズ、クレージーキャッツ植木等の無責任男シリーズなどの3本立てを、とても安い値段で見ることができた。


 高校(高専)時代は、山の手線で池袋から品川まで電車通学をしていたので、その途中の新宿や渋谷の映画館によく行った。
 渋谷には全線座という、いつも空いている名画座があり、そこで松本清張原作、野村芳太郎監督の「砂の器」を見たとき、声を押し殺して泣いた記憶がある。どっぷり映画の世界に入り込んでいた。


 大学時代、どでかいスクリーンに感動したのは梅田の「OS劇場」で「サウンド オブ ミュージック」のリバイバル上映を見たときである。このような超大作映画には途中で「休憩」があることを初めて経験した。

 また大学時代、住んでいた池田市には池田中央という映画館があり、ここもリバイバル上映をよくしていた。この映画館では、黒澤明監督の映画をすべて見た。黒澤明監督特集が定期的にあり、2本立てだったが、1本がとても長いので、お弁当持参で、一日中楽しめた。「七人の侍」「天国と地獄」「用心棒」「椿三十郎」「隠し砦の三悪人」などなど。どれも面白いものばかりだった。

 社会人になってしばらくは映画館から遠ざかっていたが、子どもが映画を見れるようになってからは、家族でよく行った。ハリーポッターシリーズも何作品か見た。

 敏美さんと二人暮らしになると2か月ごとぐらいで、茨木のマイカルシネマに行った。二人で見た後の感想を言い合い、「鑑賞代金以上の価値あり」「鑑賞代金並み」「金返せ」というランクづけをして遊んだ。
 今までそのランクで最高だったのが、「ガチボーイ」という学生プロレスを扱った映画である。


 上郡に移住してからは、ほとんど映画を見ていない。見に行くための移動時間が長すぎるからである。さらに、私が映画を見ると、すぐに泣き出すからである。いつも隣りの敏美さんから「えー、もうここで」と言われ、「声を出して泣かんといて」と追い討ちをかけて怒られている😭

 映画を見るのは、泣きたいから、という人は多いと思うんだけどね🤗

 

 


 

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