金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

来た時よりも美しく

2021年08月14日 20時19分08秒 | 日々あれこれ
校長先生が仰っていました・・・


遠足などに行ったときに
よく先生が仰っていましたよね、

「来た時よりも美しくして帰りましょう!」って・・・

今となってみると
その通りですねってコイツ。


毎日毎日、お荘厳させていただいている本堂。
どなたが来て頂いてもいいように、
お参りしてよかったな~って思って下さるように
ボツボツ整えさせて頂いています。

気持ちよく参っていただいて
気持ちよく帰って下さればいいのです。

でも、ちょっと考えて頂いて
参られたあなたの後に参られる方のことを・・・


外陣香炉には参られた方がご自由にお焼香して頂く様に
箱の中にお線香とライターを置いております。

箱の蓋を開けて
お線香もライターもきれいに並んでいたら
きれいだと思いませんか・・・

コイツはこういうの好きですから
要らんことなんでしょうけど
拘っているんです・・・

ガサッとお線香を取り
おもむろにライターを持ち上げ火を点け
ライターをポンと置き蓋を閉める。

お察しの通り
箱の中はグシャグシャ。

中には
間口の狭い香炉の中に手を入れ
お線香を立てようとされるのでしょう、
浄土真宗では線香を立てるというお荘厳はしませんが・・・

手に灰が付き香炉の外に灰が散らばっても
そのままにされて帰られる・・・

コイツが直せばいいことですし
度々、お直しもしているのです。

でも、毎回ゲンナリするんですよね、これが・・・

分かって下さらんのか・・・って。


自分の家のことでしたらそれでもいいんです。
否、決していいことではありませんよね。
仏さまの前ですからきれいに整えておくことは当然のこと。
それでも百歩、否、数も分からんほど譲ったとして
自分のすることですから
なにも思わず現状のまま動作して終え
恥も知らずに元のまま・・・

でも、本堂ってご門徒皆さんのものですから
自分の後にどなたかが参られると思えば
きた時よりも、とは言いませんが
きた時ぐらいのきれいさは保っていただければって思うのです。

すれば、
次参られるお方も蓋開けても気持ちよくお参りできますもんね。


なんて
エラそうに書いていますけど
コイツの対面が問題なんです。

ここの住職なにしよるんや!って
汚したまんま気付かずにおるように思われても腹立つやないですか・・・


なんて、毎回毎回整えつつ
デカいのは顔ばかりで
腹の小さいこと

毎日、何をしているのやら・・・


嫌ですね、この醜き腹・・・


コメント
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