金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

息子

2016年03月15日 19時38分50秒 | 日々あれこれ
節目・・・


どこまでも心愚かで頑なで申し訳ない、コイツ。
愛しいものはどこまでも愛しく、
憎むものはどこまでも憎む、

恥ずかしき、コイツ・・・


支度を済ませ出る時刻が来るまでテレビ。
テレビ、大好きでして。

ブログのことを取り上げて番組が進んでいるようでした。
自慢をする、
内容を偽ってまでも誇ろうとする、
そんな感じのことが書かれた友だちのブログに意見されていました。

いろいろ付き合いで大変なんだろうな~って思いつつも
嫌なら見なければいいのにって思うコイツ。

こんなものをしている人は
大なり小なり自慢したい人ばかりなのでしょう。
何がうれしくて日記のように日常を公共に曝け出すのか。

自慢したいからよ・・・


コイツも然り。
愚かな日常をさらけ出しながらも
何とか生き抜いていることを自慢したいのかもしれません。

情けない、コイツ・・・


「住職さん、息子さんは帰るんでしょ?」
「すみません、息子には息子の人生がありますから・・・」
「それはいけんで!」
「いけんでって言われても息子の人生を曲げてやることなんてできませんから・・・」
「ワシらも強くは言えんけどな~・・・」

申し訳ないことです。

御仏飯を頂いてお育ていただいたんですから帰るのは当然のことなのかもしれません。
でも、どうしてもコイツには言えないのです。
無理に帰らせて後悔するような人生だけは送らせてやりたくないのです。
自分の道を歩む中で
たった一人でも幸せに思えるひと時を過ごせることが出来るようになれば
形は違えども
それはそれでお念仏のおはたらきに通じていく道になるのでしょう。

袈裟衣を着けなくとも
お念仏の味わいを届けることはできるのです。

そう思う、コイツ。

お念仏の味わいは間違いなく相続してくれていますから・・・
それだけで十分です、コイツ。


願生れ!願生れ!願生れ!
コメント
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