2012/4/23(月)
なんのゆめをみたんだろ?おもいだせない わからない
もみがらみたいな かけらばっかり
なのに へんだね こころがとってもくすぐったくて
わらいださずにいられない
(「マザー・グース3」谷川俊太郎訳 講談社文庫)
かきむしる胸苦しさは黎明の夢の重みを量る器か
4/24(火)
ビジュアルノベル『魔法使いの夜』(TYPE-MOON)読了。
星と陽とふたつ瞬く西空のそれは確かに湖の青
4/25(水)
葉牡丹に、ごつい菜の花が咲いていた。やはりキャベツの仲間だったか。
草木に目鼻はあって然るべきこれ見よがしの春ならばこそ
4/26(木)
ナイロン弦は、チューニングが狂いやすい。
指先が堅さを増してゆく夜を弦のこすれる音心地よく
4/27(金)
困難だらけのこの世界で ah
キミがいる
それだけの事で今日も生きてゆける
(「星が瞬くこんな夜に」 supercell )
ひとりでも生きてゆけようだからこそあなたは北の動かずの星
4/28(土)
大掃除。手紙や思い出の品を、少しずつ整理する。
ぽっぺんはまだぽっぺんと鳴ったから二度と鳴けない(ぽっぺん)場所へ
4/29(日)
シプリアン・カツァリス ピアノリサイタル、本人腱鞘炎のため延期。
全く悔しくないのは、何故だろう?
歳月とともに薄れてゆく傷の陰もひとつの炎症として