2011/11/7(月)
2年以上積んだままだったBOOK1を、ようやく読み始める。
人間てきもちわるいというこへの腑分けに使うための言葉を
11/8(火)
「まっくらー」が、近ごろの退社の挨拶。
秋咲きのひめつるそばの日一日せばまりてゆく朧月かな
11/9(水)
こんなにも疲れることだったろうか 小説を読むという行為は。
現実と「その現実」がねじり合いだんだんめり込んでいく うなじから
11/10(木)
この秋初めてセーターを着る。
おはなしのほうがつらいと思ってた温い薊の茎の臥所で
(温い=ぬるい 薊=あざみ 臥所=ふしど)
11/11(金)
なぜだ。『たべちゃうぞ』(ポンキッキ)の歌が、耳から離れない。
暖を取るには脂肪なら「国産の」表示を貼れば良かろう、人も
11/12(土)
父の墓参に伊豆稲取へ。十年目。
墓群のしずかに光る岬にてさねさし相模の海は断たるる
11/13(日)
来られない方の甥の靴のサイズは29cm。兄がそう言う。
海沿いの高架の駅に猫がいて鉄路をのろり下っていった