はいほー通信 短歌編

主に「題詠100首」参加を中心に、管理人中村が詠んだ短歌を掲載していきます。

一日一首

2011年11月16日 22時07分42秒 | 日詠短歌

2001/11/1(火)
   通勤路はほぼ直線だが、坂がひとつある。

ダイナモはひと漕ぎごとに闇を生む今宵月齢五.三と


11/2(水)
   「うたう☆クラブ」から作品へのアドバイス届く。この、タイミングで。

そこにある界への改の軋みもて(ほってしもたらええねんけどな)


11/3(木)
   DVD「メディア 蜷川幸雄×大竹しのぶ」(2005年)を見る。

蓮の葉は流れの中にひらかぬをうち重なりて筋となりゆく


11/4(金)
   コロス「しかもその怖ろしい句を、忌わしい響きにあわせて/声高な節で歌い上げるとは。」
   (『アガメムノン』アイスキュロス ちくま文庫)

「おととととい、ぽぽい、だあ。」陽に灼かれ地球最後の日は今日も来る


11/5(土)
   VHS「王女メディア 蜷川幸雄×平幹二朗」(1984年)を見返す。

女とは男か折れる帆柱か機械仕掛けの神をも拒み
(機械仕掛けの神=デウス・エクス・マキナ)


11/6(日)
   昨夜半、胃痙攣起こる。三〇分ほどで回復。

拳大の緊縮おぼゆ鶺鴒の黒も夜には馴染まぬものを


一日一首

2011年11月16日 22時05分53秒 | 日詠短歌

 『短歌研究』11月号特集「一日一首歌を作る」。
 読んでそのまんまの内容ですが、これに感化され、自分でもやってみようと思い立ちました。
 最初は、このブログに毎日発表しようかと思ったのですが、強力な「縛り」を設けないと絶対途中で挫折すると思い(特集中で、岡井隆さんもそのような意味のことを言われていました)、何人かのお友達に、無理やり毎日メールで送りつけることにしました。
(お友達の方々、申し訳ありません。天災と思って諦めてください。)

 ここでは、送りつけたその歌を数日分まとめてアップしていこうと思います。
 夢は、1年間継続。
 どうなりますことやら。よろしければ、読んでやってください。