耳たぶは鉄鉱泉の味がした ピアスホールが二個増えていた
矢島かずのり(蟲短歌)
二通りの解釈ができます。
(1)相手の耳たぶを口に含んだら、ピアスの移り香の味(変な言い方ですが)がした。
(2)温泉の湯船の中で、相手の耳たぶを口に含んだら、湯の味がした。
(1)ならば、金属の味から「鉄鉱泉」を連想するという、なまめかしいながらも冷静な部分を持った歌。
(2)であれば、それこそとろけるほどなまめかしいお歌です。
どちらの解釈でも、「ホールが」「増えていた」のに気づいたのは、視覚ではなく触覚でなのでしょう。
なまめかしいのに不思議にいやらしさがなく、「泉」と体温の暖かさが伝わってきます。
僕自身はどちらの読み方も好きですが、(1)の解釈の方が素直でしょうね。
いきなり現実的になりますが、アレルギー体質の人は、ピアスの材質もいい加減には選べないそうですね。
質の悪い合金などが使われていたら、冗談じゃすまないとか。
そんなことを考えながらこの歌を読み直すと、違った感慨も湧いてきます。
矢島かずのり(蟲短歌)
二通りの解釈ができます。
(1)相手の耳たぶを口に含んだら、ピアスの移り香の味(変な言い方ですが)がした。
(2)温泉の湯船の中で、相手の耳たぶを口に含んだら、湯の味がした。
(1)ならば、金属の味から「鉄鉱泉」を連想するという、なまめかしいながらも冷静な部分を持った歌。
(2)であれば、それこそとろけるほどなまめかしいお歌です。
どちらの解釈でも、「ホールが」「増えていた」のに気づいたのは、視覚ではなく触覚でなのでしょう。
なまめかしいのに不思議にいやらしさがなく、「泉」と体温の暖かさが伝わってきます。
僕自身はどちらの読み方も好きですが、(1)の解釈の方が素直でしょうね。
いきなり現実的になりますが、アレルギー体質の人は、ピアスの材質もいい加減には選べないそうですね。
質の悪い合金などが使われていたら、冗談じゃすまないとか。
そんなことを考えながらこの歌を読み直すと、違った感慨も湧いてきます。