生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

年の瀬越しと宝船

2018-12-12 13:20:44 | 日々の暮らし
瀬は川の流れが浅いところ、または急流のことです。

一年を川に見立てて、暮れも瀬にあたると言うことから年の瀬と呼ぶようになったという。

「年の瀬や

川の流れと

人の身は


(返歌)
あしたまたるる

その宝船」

この句は俳人・宝井其角と、赤穂浪士・大高源吾が討ち入り前日橋の上で交わしたと言われる歌です。

川の瀬を越すように、年の暮れをやっとのことで乗り越えることを
「年の瀬越(ご)し」
といいます。

その船は、明日には
宝船になるかもしれない。
そんな夢をかなえるかもしれないという意味の歌です。

討ち入り(12月14日)を聞いた宝井は、この歌の意味を知り涙したという。

皆様にも
「年の瀬越しと宝船」
が明日には参りますように祈願しています。

合掌
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命より大切なもの

2018-12-12 03:30:00 | 日々の暮らし
『命が一番大切だと

思っていたころ

生きるのが苦しかった

命より大切なものが

あると知った日、

生きているのが

嬉しかった』

(星野富弘・詩人画家・肩から下が不自由で口で筆をくわえて書く)

渡辺和子シスターが、

群馬県勢多郡東村の

富弘美術館を訪れ、

星野さんと面会したと

きの感想を述べています。

「命より大切なものって

何ですか」

とお尋ねしたいと、

かねがね思っていたのに、


いざその場になると聴けなかった。

質問しなくてよかったと、今は思っている。

なぜならば、答をもらうものではなく、

私たち一人ひとりが

自分の生活の中で

求め続け、見いだして

ゆくものだろうからだ。

ただ生きているだけの

自分ではなく、

人々の愛、神の愛に

きづいて生きていく

ことができる自分に

お気づきになった

喜びを詩に表されたの

だろうと述べています。

「シスターも命より

大切なものを

お持ちですか」

と尋ねられたら

なんと答えるのだろう

とも述べています。



災害時に

救出されたとき

気づくのかもしれません。

私は何度も命を落としそうな体験をしたのですが、その都度

生かされたことに

気づかされています。

多くの人の愛

神の愛に


気づかされたからです。

神と共に歩み

神と共にこの世に

恩返しをすることで

生かされているのでは

と感じています。

皆様はなんと

答えるのでしょうか。

命より大切なもの。


生きる喜び


それに気づくのは


あなた自身なのです。




合掌






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