生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

人生の道

2018-12-28 02:47:34 | 日々の暮らし
昨日の夕方104歳になる看とりのおばあさんが苦しみ咳き込んでいたので痰でも詰まったのかと背中をタッピングしたが意識を失っていく。
無呼吸状態になる。

ナースを呼んで吸引したが何も詰まっていない。
声かけにやっと返事され呼吸が始まった。
あのまま逝くのかと思うと家族の顔を思いだし正月前に逝かせられないとの思いが通じたのか。

「大丈夫だよ」の声を出してくれた。
家族がやって来た。
真っ白い顔に赤みが出て来た。
あのまま息を引き取る人もいるのでダメかと思ったが良かったです。


「遠くからは
はっきり見えるけれど
近づいたら消えた
幻のようなもの。

晴れた天気に外に出たら急に雨が降る。

喜びの歌がまだ終わらない内に悲しみの歌が聞こえて来る。

それを道と呼ぶのだ」

退院してきた人を拍手で迎えた時に電話が来た。
昨日救急搬送されたお年寄りが亡くなったとの知らせだった。

喜びも悲しみも同時にあるのが道。

幻のように消えていく
それが人生の道なんだ。

幸せとは自分が選んだ道で幸せを実感できた時をいう。

人はどんな不幸にあってもたくましく生き抜く力を持っている。

苦労が多い人ほどたくさんの喜びを手に入れている。

今年一杯苦労した人に幸が来ますように。

本当に人の命は生かされているのです。

その意味を知って精一杯生きましょう。

合掌




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