生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

木の葉の贈り物

2018-12-08 19:40:14 | 日々の暮らし
古代の言葉に

「志は木の葉に包め」


という言葉があります。

相手に対する志さえ

厚く持っていたなら、

贈り物は立派な品を

選ばなくても


ほんの木の葉に包む

程度のきわめて


ささやかな品でも

構わないという

教えです。

送る人も


送られる人も


心にとめたい言葉です。

私はいつもハンドメイドの贈り物ですから
木の葉や落葉に包むような感じです。

合掌

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悲しい便り

2018-12-08 12:09:10 | 日々の暮らし
ラジオを聴いて感じた事。

今年はどんな年でしたか?

司会者の問いかけに、

届いた便りをアナウンサーが紹介していました。

その中に

「幸せな話を聴くと

気が沈んでしまう」。


「しかし、一人住まいの寂しさや、

おなじ障害者の話とか

子供を亡くしたとかの

悲しい便りを聴くと

ホッとします」

という便りに同調する人が多かった。

「一人住まいで3日間
人と話さないと

口がくっついてしまいそうです」

との便りにも、

同じですとの声が多かった。

一年振り返って、

楽しかったと

思える人は幸せに

感謝しましょう。

大半の人は辛い思いがあるようですから。

だから、人の悲しみの話に勇気を貰うのかも知れません。

同じだ!

まだましだ!

と感じるのかも知れませんね。

『花は美しい満開の時だけを見ればいい

というものではあるまい。

月も澄みきった

満月だけを見ればいい

というものではあるまい。

家の中に閉じこもって

、春がどんな風に

移り変わっていくのか

知らないでいるのも、

それぞれ趣の深いものだ。

もう間もなく咲きそう

な梢や花が散って寂し

くなっている庭なども

見るべきところが多い』

(徒然草)

「盛り」よりも、初めと終りだって予感と余韻があって面白いと述べています。


これを、人生に置き換えてみれば、

「楽しい時」ばかりではない。

苦しい時や、悲しい時や別れもあるのが人生なんだ。

それを、たくさん体験したから趣のある人生を送ったと感じるものだ。

苦もありゃ、

楽もあるから

人生は面白いと

そう言い切りましょう。




これからも、

心が折れそうな時、

支えになる言葉を


見つけていけたらと


思います。

ある歌の歌詞に

『笑うより

泣く方が多いほど、

喜びを伝えられる』

の詞に心打たれました。

親戚からメールが来ました。

昨晩旦那の寝タバコで家が半焼した。

旦那は灰を吸って入院、寝たきりの母は施設に入れたとのこと。

どんな辛い思いをしているのだろうか。

まずは災い転じて福と成す。
いいことが待っているから頑張ろう!
とメールした。

また、奉仕活動しなくては。
悲しい便りに負けるな。

合掌




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天使の分け前

2018-12-08 00:19:28 | 日々の暮らし
大好きなお酒の話から。

関東大震災の時、落語家の五代目古今亭志ん生は財布を手に酒屋へと向かった。

割れたり焼けたりする前に売ってもらおうと。

「東京から酒がなくなっちまうんじゃなかろうかという心配がひらめいたから」。

金はいらない、好きなだけお飲みなさいと酒屋のあるじも逃げてしまったという。

酒のみの心配は似ていて笑ってしまった。

人に話したらあきれるから言えないけど。

お酒の原酒は熟成しながら年に数%ずつ蒸発するという。

天使におすそわけしているという意味で

「天使の分け前」

と呼ばれる。

人生において天使に喜びの分け前を奉納できるよう努力したいと思います。


合掌

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