フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

秋刀魚

2008-09-16 19:16:05 | Weblog
今年は秋刀魚が美味しいね。今日、初めて、今年の秋刀魚を食べたけどウマイの一言。大漁だそうだが、燃料の値上げのあおりを食って漁師さんが、船を出さないものだから、そんなに漁獲量は多くないらしいが、それでも安くてウマイことには間違いない。公園に行けば、萩は咲き乱れ、銀杏の実は熟れ落ちて秋は確実に来ていると実感する。台風の影響で変に蒸し暑かったりするから肌ではまだ秋を感じていないけど、今年は少し早くなりそうだ。あの、資本主義の申子のようなリーマンがつぶれ日本からの投機資金が1700億円もリーマンに流れていたことが判明した。額に汗することなくものの数分で巨額の富を得る社会。順調に流れていれば笑いが止まらないのだろうが一寸先は闇。塵芥の泡の如くつぶれ去る居城。資本主義の終焉を見る思いだ。この世界を駆け巡る資金は開発の名のもとに我々の人生に便利さと快適さをもたらしてはくれたけど、その陰で、秋刀魚が、獲ってくれとばかりにいるのに其処までいける燃料費が出せないという矛盾を生み世界では、一日に170平方キロメートルの砂漠が生まれていると言う現実を作り出した。170平方kmというとちょうど小豆島くらいの大きさだ。40000人くらい養っていける大きさだ。1日で40000人ずつ無くなったとしたら、あっという間に日本は滅ぶだろう。日本が滅べば、世界の先進技術は、今ほど機能しなくなる。よきにつけ悪きにつけ、まさに、その現実の上でマネーゲームを繰り返す奴ら。少々の不便は楽しんでそろそろそういう世界はstopとしよう。額に汗して得る代価は尊いとされた価値観。忘れ去られているが、取り戻すべきではないだろうか。と思いつつ、円高が進むな、外国で買い物するチャンスだなとほくそえむ自分がいる矛盾。人間とは矛盾多きなるものか、分かっちゃいるけどやめられないのかな。
コメント
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