2016年ワ-ルドシリーズは、10月25日から11月2日にかけて、ナショナルリーグ中地区の覇者シカゴ・カブスとアメリカンリーグ中地区の覇者クリーブランド・インディアンスとの間で行われ、カブスが1勝3敗の劣勢を挽回、5試合以降3連勝の4勝3敗で逆転優勝を成し遂げた。
カブスはMLB全30球団で最も長く優勝から遠ざかっていたが、今回の優勝は108年ぶり3回目となった。
カブスは1945年のWシリーズ戦にヤギを連れた観客を4回に球場から追い出し、その後負けが続いたためいわゆる「ヤギの呪い」と言われていたが、今回の優勝でそのジンクスを払しょくした。
第6戦、第7戦と敵地で連勝して1勝3敗からの逆転優勝を成し遂げたのは、長い歴史の中で今回のカブスが37年ぶり4球団目という。
カブスに次いで、67年も優勝から遠ざかっているインディアンスは今回も悔しい逆転負けでまたも優勝を逃した。
逆王手をかけたカブスは、最終戦、終始優位に試合を進めていたが、終盤インディアンスが追いつき6対6で延長戦に入った。雨で15分間の中断があった10回、カブスが2点を上げ、その裏インディアンスは1点を返して迫ったが8-7で及ばず、日付が変わった0時過ぎ遂に接戦の終止符が打たれた。
今季はじめカブスに移った川崎宗則は、ベンチ入りを逃したが、大リーグ5年在籍で初めてチームメイトと一緒にWシリーズ優勝の喜びに浸った。「関連:4月6日」
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