ベリギー・ブリュッセルのテロについては、ISが犯行声明を出した。
今まで、ISはイラク、シリアでイスラム国を名乗り、事実、一定の領土を確保、行政なども行っていたが、このところアメリカ、欧州、ロシアなどの空爆によってかなり勢力が疲弊し、衰退ぎみになっており、その弱みを見せたくないため、欧州でテロを展開しているとの見方がある
今までのISは、それなりに装備を持ちシリアやイラクの政府軍と互角に渡り合っていたが、現在は戦力の衰えからテロ戦術に転換したのではないかとの見方だ。
ISの衰退は喜ばしいことではあるが、何処の国の何処で起こるかも分からないテロは、戦争が世界に広がったようなもので、世界中を恐怖に陥れ、極地的な戦争よりも始末に負えないかも知れない。
今回の大規模テロがあったベルギー始め、欧州各国にはイスラム教徒の移民が数知れず、もちろん、大半は何の罪もない善良な市民だが、極少数派としてISやアルカイダなどに所属する狂信的なイスラム教徒が点在しており、これらが本部の指示によって無差別に人を殺戮するテロに及んでいる。
特に中世にカトリック教会の欧州諸国が、聖地エルサレムをイスラム教諸国から奪還することを目的に派遣した十字軍を持ち出し、テロの相手に見立てているのだから始末に負えない。
ブリュッセルの事件は、ISが拠点とするイラクやシリアで支配地域を減らす中で起きた。「ISがシリアで支配地域を失えば失うほど、欧州などでますますテロが増えてくる」可能性を否定できない。「関連:3月23日」
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