優勝は朝青龍か白鵬か

　大相撲春場所は今日で１２日目。昨日朝青龍に完勝しトップに立った大関を狙う関脇白鵬は、横綱が無くなった大関栃東にこちこちになって完敗、今日大関魁皇に勝った横綱朝青龍と再び相星で並んだ。このところ栃東に負けが続いていた白鵬だが、欲を出すとあんなに硬くなるものか。２回立会いでつっかけて、自ら呪縛に掛かってしまった。逆に栃東は呪縛が解けたことが勝因か。しかし白鵬の大関昇進は堅いところ。栃東は少しでも勝ち星を増やし、今後の場所に夢を持ち越したいところだ。魁皇は７敗となりいよいよ苦しくなった。あと３日で３連勝は至難の業。もし負け越すと自ら決断を迫られる。好漢魁皇の優雅な土表が見れなくなることになるのか。それとも奇跡の勝ち越しがあるのか、あと３日が注目される。そこで優勝争いだが、これは朝青龍、白鵬の両モンゴル出身力士に絞られているが、対戦相手から予想すると、硬くならないことを前提に白鵬が初優勝するのではないかと思うが、朝青龍の気迫と勝つことへの拘りから想定すると横綱の優勝も当然あり得る。真に５分と５分の争いか。