明日、衆議院予算委員会、明後日参議員予算委員会で渦中の安倍晋三首相が出席して行われる集中審査で政府側がどのように対応するのか。
今までの予算員会などの審議は、安倍首相はじめ政府側の黒を白に言いくるめる強弁で、テレビの中継を見ていてもつまらなく、途中でリモコンを切った人も多かったと思うが、明日、明後日の審査はまたもそのような形になるのか。しかし、今度は、政府側は今までのような分けにはいかないのではなかろうか。
安倍首相は、国民に「これならば分かった」と思われるような丁寧な説明をすると言っているが、そうなると加計問題、森友問題では「今までは間違っていました」と言うつもりなのか。
まさかそうではあるまい。そうなるとまた黒を白と言うしか道がなく、またウソで固める答弁の繰り返しになるのだろうか。
今回の審査で安倍首相の脇を固める山本幸三地方再生相、稲田防衛相は、それぞれが状況証拠で本来ならば反論できない状態に置かれているので、安倍首相にとってはそれだけでハンデキャップを負っていることになる。
また、今回ようやく登場する和泉補佐官も多分、対立する前川前文科事務次官へ「総理がそう言っている」という伝言について,それはなかったと否定するだろう。
つまり、政府側は総ての登場人物が不利な状況の中で、敵前突破をするしか生き延べないのが実情だろう。
そうなると、また水掛け論でやたら時間を費やすることになりかねない。その繰り返しでまた安倍政権の支持率は落ちるだろう。
しかし、加計問題、森友問題、防衛省問題は決してうやむやにしてはいけない問題だ。結局、国民の納得を得るためには、刑罰が伴う関係者の証人喚問を行うしか方法がないだろう。「関連:7月20日」
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