正さん日記

世の中思いにつれて

質疑時間、本来、野党100%でも至当

2017-11-19 11:09:23 | 政治

 11月17日、第195特別国会で安倍晋三首相が所信表明演説を行った。11月1日に国会が開かれてから16日振りの演説で、時間は15分と過去2番目に短いものだった。

 特別国会が召集された後、11月5日に来日したトランプ米大統領との日米首脳会談、その後ASEANやAPECへの出席など外交日程が重なったため、首相の所信表明は遅くなったのは止むを得ないかも知れないが、だからと言って、15分の短い時間でお茶を濁した感は否めない。

 特に、安倍首相自身が謙虚さを持って臨むと述べたため、国会で何らかの形で触れる必要性があった加計、森友問題については、まったく触れなかったことはいただけない。

 その加計学園の獣医学部新設について、文科省が承認する方針を出したこともあり、最初に質疑応答が注目された衆議院文科委員会では、事前に、与野党の国会対策委員会で時間配分についてもめにもめ、ようやく出された結論は、与党1、野党2だった。

 今までは、与党2、野党8の割合だったが、衆議院選挙後、自民党は突如、議席数に応じての配分を求め、与党8、野党2を提示していた。

 本来、国会は、国民主権の原則にたち、政府・与党の政策や政治姿勢などを正すことが目的である筈で、極端に言えば、与党0でもおかしくない。

 それなのに、まったく正反対の要求を突きつけてくる現在の自民党は、安倍首相の意向に沿って加計学園や森友学園に関わる質疑を少しでも縮めたいという目的であることが明白だ。

 安倍首相や自民党の言う謙虚さとは、まったく正反対の数の横暴を露骨に表している。「関連:11月3日

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