正さん日記

世の中思いにつれて

日馬富士事件、日本相撲協会の組織にも影響

2017-11-17 12:12:41 | スポーツ

 日馬富士事件は、貴乃花親方の被害届を受け鳥取県警が当事者の事情調査に乗り出している。

 既に、被害者の立場にいる貴ノ岩については、事情調査が終わり、加害者の日馬富士について、鳥取県警が日馬富士が居る東京で事情聴取をすることになったようだ。

 従って、直接この両者から事情を聞けば真相は分かると思うが、現段階ではメジィアがいろいろな憶測によってさまざまに報道している状況だ。

 ただ、メジィアの報道によると、同席した白鵬の話と、当初報道出された事件の内容がかなり異なっていることと、貴ノ岩の師匠の貴乃花親方の解せない行動によって、事件が複雑になっている。

 従って、鳥取県警の事情聴取を受けた貴の岩と日馬富士も、親方らとの関りで真実を述べているか否かも残念ながら確信が持てないことも事実だろう。

 問題を複雑化している1つとして、貴乃花親方の動きがある。貴乃花親方は事件があった3日後の10月29日に鳥取県警へ被害届を出しているが、日本相撲協会には報告していなかった。

 相撲協会に報告したのは、貴ノ岩の九州場所休場届を出してから3日後で、九州場所2日目だった。また、鳥取県警へ被害者届を出した際の医師の診断書と、協会へ出した診断書が異なり、協会へ出した方が、厳しい内容のものだった。

 まあ、診断書の違いについては、怪我の箇所が頭部であり、よく言われるように、頭の場合は日が経つと悪化する場合があるので、診断書の違いは理解できないこともない。

 ただ、問題になるのは、貴乃花親方が協会に何も話さず被害届を出したことだ。協会は、被害届を受けた鳥取県警から問い合わせがあって初めて事件を知ったとのことだから、協会としても面白丸潰れだ。

 また、日本相撲協会としては、公益財団法人としての立場から組織の在り方を問われかねない。

 貴乃花親方の立場に立ってみると、自身、山陰巡業の責任者なので、出来るだけ不祥事は伏せておきたかったからだろう。

 しかし、それでは、公益法人としても、大相撲の社会的影響力から考えても容認できるものではない。

 今回の事件は、大看板の横綱の問題に止まらず、相撲協会の軋轢や公益財団法人としての法的責任問題など、日馬富士の去就はもちろん、問題の長期化も考えられる。「関連:11月16日

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