正さん日記

世の中思いにつれて

豊洲市場、建物地下空洞の建設責任者は誰か

2016-09-24 10:44:06 | 政治

 築地市場の豊洲移転をめぐり、土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかった問題で、リオジャネイロ・パラリンピック閉会式に出席し帰国した小池百合子知事は、記者会見でこの問題に対し東京都は無責任体制だと厳しく批判した。

 問題は、東京ガスの跡地だけに有毒物質を取り除き、無害の土を4,5M埋め立てるよう結論付けた有識者会議の提言を無視し、漁市場など主要建物3棟の地下に埋め立てをしたと思われていた土壌と同じ4,5Mのコンクリートの空洞が作られていたことだ。

 この事実に対し、都の事務方責任者である歴代の市場部長が誰も知らなかったと言っている。また、空洞を作ることを何時、何処で、誰が決めたのかまったく事実関係が分からないということだ。

 しかし、常識的に考えれば、本当は分からないのではなく、都と建設業者ら当事者同士は分かっているのにそれを隠しているか、または、既に事実関係は判明しているが、それを公にしていないか否かである。

 さらに、約600億円も掛かる土壌整備について、都の担当部課だけで勝手に進められるものではない。

 当時の知事石原慎太郎氏は、市場下の空洞については、自身が提案していることを認めているし、この問題の責任についても珍しく文書で認めている。

 誰が考えても、有識者の提言を無視し、自身が良しとした地下空洞建設を指示した責任者は誰であるかは、自ずから明らかだ。「関連:9月16日

 

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