正さん日記

世の中思いにつれて

みんなと党の渡辺喜美氏が党代表を辞任、「妻の口座」に5億円と説明、目立つ矛盾

2014-04-08 16:34:52 | 政治

 みんなの党の渡辺喜美代表が代表職を辞任した。離党するのかと思ったが、一兵卒で党のために働くという。みんなの党は渡辺商店と言われている位だから、渡辺氏が離党すればジエンドになるから、当然、党に止まるしか道はないだろう。

 渡辺氏は、事件発覚後の記者会見のあとは、党にも姿を見せなかったため、党内からも不信感が募っていたらしい。表向きは風邪気味のためふせっていたと言っているようだが、実際は金策に走り回っていたという。それを裏付けているのが、今回の辞任表明の中で、借入金8億円の内未返済の5億5千万円について、借入先のDHC東京の吉田嘉明会長に返済したという。

 5億5千万円の内、後から借りたという5億円は、夫人の口座に振り込まれていたことが分かったらしい。その5億円と工面した5千万円で全額返済したと言っている。

 5億円が夫人の口座に振り込まれたとしたら、表向きは夫人が借りたことになり、渡辺氏には何にも関係ないと言うつもりらしいが、この辺はウソの塗り固めであることが見え見えだ。

 また、最初に借りた2億5千万円は、党の方に貸したと言っている。その党から9千万円は返してもらったと言っているが、残りの1億6千万円はどこから持ってきたか明らかでない。

 つまり、渡辺氏は5億円の内の5千万円、2億5千万円の内の1億6千万円の金がどのルートで入ってきたのか説明がついていない。

 まあ、政治家がこの種の問題を起こすと必ず辻褄合わせでウソの塗り固めをし、検察に入られウソが隠し切れなくなって、最後に本当のことが明らかにされるのが常だが、この問題も客観的にみても、渡辺氏の公職選挙法違反、政治資金規正法違反の疑いは隠し切れない。今後、果たして検察がどこまで取り調べるのか注目される。

 どう見ても、先の猪瀬直樹前東京都知事が、徳洲会病院から5千万円借りて、結局50万円の罰金、5年間の公民権停止処分を受けたが、渡辺氏の問題は、猪瀬氏に輪を掛けて悪質のような気がする。

 もし、最低限、猪瀬氏と同じように公民権停止となったなら、渡辺氏は衆議院議員の資格を失う。そうなると党代表辞任どころではなくなる。「関連:3月29日

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする