つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

物語

2013-01-27 | Weblog
年老いると時間が早く感じられるのは誰しも同じようだ。
若い頃は時間が経つのが遅かった。そういうものらしい。時間の流れに変化は無く、
人の感覚でもって違いが感じられるもので、錯覚するというものなのだろう。
もちろん、楽しいときは瞬く間に過ぎて、嫌な事、苦しい事はとても長く感じるものだ。
人の感覚というものはとかく迷わされてしまう。
見方によっては、思いと違って見える。
曖昧に生きている。
五官というのは実に迷わされる。
曖も昧も暗いという意と辞書にある。
未だこぬ日を愛しくて生きているために、迷い苦しむのだろう。して、
暗を歩いて躓くのが道理、そうして、間違えながら生きている。

ただ、今は若い人でも時間が経つのが早いと感じているようだ。
それは正しい感覚である。が、どんなに時間の長さを計測しても、昔と寸分違わない。
人の五感が六根によって正されるために感じ取る違い、第六感。
それは法則と同じものであるために的確。
私たちが、地球がものすごい高速で回って動いている事を感じないように、
他の星たちも季節ごと同じところにあるように、
高速で同じく廻って動いている事を感じない。
宇宙は高速で、更に更にと高速となって広がっている事を知るが、
惑わされて感じない。
早まるものはやがて消滅して、新たが作られる。再びが始まる。
再びが物語である。
私たちは、物語の一つ一つ。
あなたを見て私を、私を知ってあなたを見れるものである。
コメント
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