つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

気をつけて

2010-11-15 | Weblog
人里はなれて山に暮らすと、自分だけが頼りとなる。
人工的なものは何一つないために、自然なものを自然な味で食す。
まさに動物そのものである。病に犯されたり、他の生き物に餌とみなされ襲われたりする危険は常にある。
そのために、常に生きることに本能的に身を気遣う。
明るくなると目が覚めて、暗くなると眠る。歯を磨かなくとも虫歯になることもなく、
風邪を引くこともない。自然に対応しようとする気が芽生えて、生きることにひきつけられていくからである。
まず生きるということに気をとられていくために、病を思わなくなるためである。
生きることに不安を抱けば、不安が絶対となって
気から離れなくなり、不安に犯され生きていけなくなってしまう。
気、意識の中に生きることだけに夢中になれば、
病に犯されてしまうことはなくなる。
智慧である。
コメント
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