つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

礙げられないで・・

2005-09-04 | Weblog
釈迦は悟りを開いて、自分が過去何度も転生してきたことを知ることができた。そして、生命は死なないことがわかった。でも、転生と転生の間が何であるのか分からなかった。そのために、それを知ろうとさらに修行を続けていったが、どうしてもその間を知ることができなかった。そのために知ることのできない世界であるとして、分からない世界で「空」として誰にも教えることをしなかった。「空」の世界が説かれることがなかったために、人々は他人が死んでいく様を見て、死のイメージを怖いものであるとし、死を恐怖であるとして、死んだあとがどうなってしまうのか分からず、仏に、神に祈りつづけていかなければならなくなり、救われない世界となってしまっている。衆円和合してエネルギーの仕組みができ、生命が生まれてきて、すべてこの仕組みの存在である。神も仏もこの中の存在である。そのためこの仕組みさえ正しく理解していけば、神も仏も必要なく、仕組みによって救われていくとなっている。それが般若心経でありこの仕組みを説いている。啓示によって説かれているもので、釈迦の説いたことが正しかった証明ともなっている。
すべての法がこの下の存在であるとして、「是諸法」として説かれている。すべてがこの仕組みでなっている為に、これを誤らないように理解していけば、人は救われていくとしているのである。心経の文字に礙げられないようにすることである。
 ・・・つづく   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする