とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

排卵障害について考えましょう

2006年08月27日 | Weblog
女性の身体はデリケートです。
排卵がおきているかどうかを調べるのには、まず基礎体温表をつけてみるのが基本です。
高温相と低温相との2相性にうまく分かれていない時には、ホルモン分泌などに異常があって排卵がうまくいっていないという事が考えられます。
また、きちんと2相性に分かれていても、中には、実際には排卵していないという方もいますし、排卵していても卵が十分に成熟していない場合もあったりします。

ですので、排卵前後に、超音波検査で卵胞状態を観察したり・ホルモン検査(採血)でホルモン分泌の状態を調べていく事が必要です。
来るたび・・・来るたび・・・超音波検査や尿中LH検査をし、排卵後には採血をし、、、いつまで続くのだろう・・・?と思ってしまいますよね。

私はお電話などで質問を受けるたびに「排卵までが大切です。」とお答えして説明させて頂いております。良い卵をうまく排卵させてうまく着床させる・・・そのために、ご自分のリズムをつかんで、排卵誘発剤を飲んだりして、トライ!トライ!!の日々となります。何とか頑張りましょう。

排卵障害の原因として
1)性腺刺激ホルモン分泌障害
2)卵巣機能低下
3)多のう胞性卵巣症候群
4)黄体機能症不全
5)黄体化未破裂卵胞
6)高プロラクチン血症
などが考えられます。

次回は、それぞれを詳しく書かせて頂きます。

間脳の視床下部から脳下垂体に”ホルモン分泌”の指令が出ます。
その”ホルモン分泌”の指令は、副腎皮質へ~卵巣へ~といきます。

皆様、ストレスレスでいきましょう。
適度の運動などで、気分転換をして、自律神経を安定させていきましょう。
デリケートな方こそ、ご自分を大切にして、ストレスからご自分を守っていきましょう。
ーby事務長ー
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